ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005


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中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。


ベルリンガイドブック
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本書は2009年10月発行「素顔のベルリン」の増補改訂版です。2013年に改めて新規取材を行い、データを更新。レストランやショッピング、コラムなどのページも増量し、より充実したガイドブックに生まれ変わりました。

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地球の歩き方シリーズ初、待望のベルリンガイドブック誕生!比類なき歴史を抱えつつ、明日へ向かって日々進化し続ける首都ベルリン。「ドイツで最もドイツらしくない」といわれるこの町の知られざる魅力を、現地在住著者が12のエリアにわけて徹底紹介。


現在のトップ画像は、ベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナル作品です(詳しくはこちらより)

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さようなら2006年 - ワールドカップ・ドイツ大会を振り返って -

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ニュルンベルクにて(6月18日)

2006年の最後に何を書こうかといろいろ考えたのですが、今年ドイツにとって間違いなく最大のイベントだった、サッカーワールドカップを振り返ってみることにしました。これまでこのブログにアップしたことのない写真を中心にお送りします。
では、あの熱い夏をもう一度!

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日本代表のキャンプ地となったボンのミュンスター広場。5月は本当に肌寒い日が続いた。

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左はベートーヴェンの生家。右手奥には中村俊輔選手のポスターが見える。

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6月12日、対オーストラリア戦。初めて生で見たワールドカップ。緑の芝の鮮やかさが忘れられない。幸か不幸か、私は試合最後の10分を見ることなく会場を後にした。

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6月18日、対クロアチア戦。これはニュルンベルクのパブリックビューイング。猛暑の中の懸命な声援だったが、歓喜の瞬間はついぞ訪れなかった。あの時の徒労感といったら・・・

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6月20日、ブラジル戦を直前に控えたボンでの最後の練習。中田英寿選手が最後まで黙々とシュート練習をしていた光景が忘れられない。電撃引退の後、あの時中田がどういう気持ちでボールを蹴っていたのかと思うと、胸が熱くなる。

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6月22日、ドルトムントでの対ブラジル戦。これはブラジル選手を乗せたバスがスタジアムに入る瞬間の様子。
この日が中田にとって現役最後の試合となった。

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私がワールドカップをようやく楽しめるようになったのは、皮肉にも日本が敗退してベルリンに戻ってからだった。連日のように6月17日通りのFanmeileに通うことになる。

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こんなのもありました。これはクロイツベルクのマリアンネ広場で開かれたストリートサッカーの世界大会。

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優勝はイタリア。しかし、主役はやはりこの人たちだったように思う。

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ホスト国のドイツは堂々の3位。その3位決定戦直後の様子。

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今年のドイツのワード・オブ・イヤー(日本の流行語大賞のようなもの)は、"Fanmeile"に決定した。


今年1年、どうもありがとうございました。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください!

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by berlinHbf | 2006-12-31 19:35 | サッカーWM2006他 | Comments(1)

ペトレンコ&コーミッシェ・オーパーのニューイヤーコンサート

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ベルリン・フィルのジルベスターコンサートが今世界中に生中継されているので、ご覧になっている方もいるかと思います。私も今年はテレビで観る予定だったのですが、家のテレビの電波の調子が悪いのか、よりによってZDFのチャンネルがどうしても写りません^^;)。ラジオによる生中継はないようなので、今年はもう諦めることにしました。

その代わり、昨夜一足早く楽しいニューイヤーコンサートを聴いてきました。ペトレンコ指揮コーミッシェ・オーパー管のコンビによるもので、これは私の中でかなりのヒットです。この種のコンサートの「定番」プログラムといえば、ウィンナワルツか第9と決まっていますが、彼らがやることは一味違っていて、テーマが「ロシアの映画音楽」。ショスタコーヴィチの「女ひとり」のギャロップから、ハチャトリアン、スヴィリドフ、ドゥナエフスキー、ペテルブルクスキらのほとんど聴いたことのない曲まで、シベリア出身のペトレンコによるドライブ感あふれる指揮ぶりと3人の歌手による洒脱な歌は大いに楽しませてくれました。他にも、パウル・リンケのオペレッタのナンバーから007の「モスクワより愛を込めて」の音楽に至るまで、なかなか光るプログラム構成でした。

アンコールが3曲。最後の曲の前に、ペトレンコが「皆さんのヘルプが必要です」とアナウンスしてお客さんに手拍子を求めたのですが、いざ曲が始まってみると「この曲で普通手拍子はしないだろう」と思わせるような曲で、音楽と手拍子とのギャップが面白かった。あれは誰の曲だったのか。しかし、最後は大いに盛り上がり、今年最後のコンサートを楽しく締めくくることができました。

Musikalische Leitung ... Kirill Petrenko
Sopran ... Dagmar Manzel
Altus ... Jochen Kowalski
Bariton ... Hagen Matzeit
Orchester ... Orchester der Komischen Oper Berlin

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by berlinHbf | 2006-12-31 18:06 | ベルリン音楽日記 | Comments(0)

2006年ベルリン10大ニュース発表!

早いもので、2006年も残り3日となりました。そこで、「ベルリン10大ニュース」なるものを通して今年を振り返ってみたいと思います。10のニュースは、新聞やラジオの報道を参考に自分の主観も交えて選んでみました。順位を定めるのは難しいので、月ごとに並べていきます。それではどうぞ!

- ヨハネス・ラウ元連邦大統領死去(1月)
国内外問わず今年も様々な訃報がありましたが、私の中で一番印象に残っているのはこの方の死です。2004年に大統領の任期を終えてからわずか1年半後の死去だったゆえに、驚きは大きなものがありました。ラウさんはブッパタールの出身ですが、生前の意向でお墓はドイツの文化人が多く眠るベルリンのドロテーエン・シュタット墓地に置かれています。私はこの元大統領にちょっとした個人的な思い出があるので、そのうち書きたいところです。
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- ベルリン・ブランデンブルク国際空港の建設決定(3月)
このニュースはこちらで取り上げました。まだしばらく先の話ですが(完成予定は2011年)、ベルリンにようやく本格的な国際空港が誕生することになります。果たして日本-ベルリンの直行便が飛ぶ日は来るのか??
その一方、私の近所のテンペルホーフ空港は2008年に営業が停止されるそうです。

- ノイケルンのリュトゥリ学校の荒廃ぶりが大きな問題に(3月)
今年日本ではいじめ自殺問題が社会を震撼させましたが、ドイツの教育界で今年最も大きな問題となったのはこの事件でしょう。3月、移民が多く住むノイケルンのリュトゥリ学校(Rütli-Schule)の教師は、エスカレートする生徒の暴力行為によってこれ以上授業ができないと市当局に訴えました。これがきっかけとなり、ドイツの教育システムやドイツに住む移民の子供たちが社会へどう統合していくべきかが、ドイツ全土で活発で議論されるようになりました。
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- ベルリンのトラムが125周年(5月)
これはまあ半分冗談ですが、こういうローカルニュースが1つぐらいあってもいいかなと思って加えました^^;)。この記念イベントの模様は近々書くつもりです。
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- ベルリン中央駅開業(5月)
このブログのタイトルとなっている新ターミナルが、ワールドカップ開幕に合わせて華やかにオープンしました。しかし残念ながら、開業日に衝撃的な殺傷事件が起こってしまいました。
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- ワールドカップ・フィーバー(6、7月)
もう説明は不要ですね。世界がベルリンに注目した1ヶ月でした。6月17日通りのFanmeileでの連日の熱狂、加えてオリンピックスタジアムでの決勝戦とジダンの頭突き事件(!)は、永遠に語り継がれることになるでしょう。今年中にワールドカップ総集編をお送りする予定です。

- ベルリン市議会選でヴォーヴェライト市長再選(9月)
SPDのクラウス・ヴォーヴェライト市長がCDUの対立候補に勝利し、再選が決定。PDS(民主社会党)との赤-赤連立政権が維持されることになりました。
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- 「イドメネオ」事件(9月)
こちらで取り上げました。ムハンマド風刺画論争、レーゲンスブルクでの教皇発言がイスラム教徒の怒りを買うという事件が続く中、今年生誕250年のモーツァルトが思わぬところで脚光を浴びることになりました。リュトゥリ学校の問題とも関連しますが、ドイツに限らずヨーロッパでは今社会の中で決して少なくない割合を占める移民(特にイスラム教徒)との共存が大きな課題になっています。
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Photo: dpa

- ボーデ美術館再オープン(10月)
博物館がひしめき合う世界遺産の博物館島に、また新たな美の殿堂がよみがえりました。こちらで取り上げました。

- ベルリン市による借金返済軽減の訴えが退けられる(10月)
大丈夫かベルリン?
610億ユーロという膨大な借金を抱えるベルリン市は、自力での返済は不可能と連邦側に支援を求めていました。しかし連邦憲法裁判所はこの訴えを却下。ベルリンは自力で何とかしなければならなくなったのですが、一体どうなるのでしょう?


2006年のベルリン10大ニュース、いかがでしたか?
この他にも「これも取り上げた方がいいんじゃない?」というようなニュースがありましたら、有名無名、ジャンル問わずお気軽にコメント欄にお書き込みください。

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by berlinHbf | 2006-12-29 01:20 | ベルリンのいま | Comments(4)

Frohe Weihnachten!

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皆さん、Frohe Weihnachten(メリークリスマス)!

昨夜のクリスマスイブは、同じアパートの別館に住むドイツ人カップルのパーティーに招待されました。彼ら(ゼバスティアンとヨアンナ)のことは、いつか「隣人のありがたさ」で一度お話したことがあります。ドイツ人にとってクリスマスは非常にプライベートな行事で、こういう場に招かれるのはなかなかないことなので、喜んで行って来ました。

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この日はゼバスティアンの両親がミュンヘンから来ていた他、ヨアンナがバイトしているパン屋さんのオーナーやそのブラジル人の彼女、エアバス社のエンジニアをしているフランス人、あと日本人の私といった具合になかなか国際色豊かでした。

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食事は8時過ぎから始まったのですが、心のこもった料理をいただいているうちに、たちまち0時を回っていました。日付が変わったところで、ヨアンナが白い下敷きのようなものを持ってきて、それを割って一人ずつに渡します。何のことかと思っていると、これから始まるのはポーランドのカトリックの伝統習慣らしく、下敷きに見えた白い板はHostieと呼ばれる祭餅でした。ちなみにヨアンナはドイツ人とポーランド人のハーフです。

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これを持って、その場に居合わせる人一人に挨拶して回ります。まず相手の祭餅を少しちぎって口に含み、その人に対する感謝の気持ちと、来る年も幸せでありますようにと言葉を掛け合うのです。この日初対面という人も中にはいたのですが、こうやって面と向き合って相手のことを思いやろうとすると、親密な空気がそこに生まれ、なんとも温かな気分になってくるのは確かです(男女問わずハグするのは結構疲れますが^^;)。キリスト教国におけるクリスマスという行事の本質を垣間見たような気がしました。
(後記)Kenさんがこの習慣のことを詳しく触れられています。興味のある方はこちらをぜひご一読を!

その後は、お互いのプレゼントを開封し合います。クリスマスツリーの下には2人からのプレゼントがランダムに置かれていて、私の名前の書かれた包装もちゃんとその中にありました^^)。

もう何度もドイツのクリスマスを経験してきましたが、今年はとりわけ思い出深い聖夜となりました。

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by berlinHbf | 2006-12-26 00:33 | ベルリンのいま | Comments(12)

フリードリヒ・シュトラーセ駅の「涙の宮殿」

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Tränenpalastにて(7月24日)

映画「グッバイ、レーニン!」のヒット以降、東ドイツ時代への関心が高まっている中で、2006年もいろいろな話題があった。

ベルリンにはDDR時代の生活文化を伝えるDDR博物館なるものがオープンしたし、"Das Leben der Anderen"というDDRの秘密警察を舞台にした映画がヒットした。一方で、DDR時代最大級の遺構である共和国宮殿の取り壊し作業が難航し、当初の予定より1年以上遅れるというニュースも最近耳にした。

そんな中で、この夏フリードリヒ・シュトラーセ駅の「涙の宮殿」がひっそりとなくなった(いや、正確に言うと建物自体はまだ残っているのだが)。

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「涙の宮殿(Tränenpalast)」とは、フリードリヒ・シュトラーセ駅に面した国境検問所の俗称で、東ベルリンから西ベルリンへ抜ける際はここを通ることになっていた。西側への旅行の自由のない東ドイツ市民は、西側からやって来た客人とはここで別れなければならず、それが壁によってある日突然引き裂かれた家族という場合もあった。「涙の宮殿」と言われた所以はそこにある。

ドイツ再統一後、「涙の宮殿」は同名のクラブとして生まれ変わり、ディスコやライブなどさまざまなイベントの会場として使われてきたが、経営難から7月をもって閉鎖されることになった。そのニュースを耳にした私は、それまでに一度は中に入っておこうと思い、7月のある日例によってカメラを持って出かけたのだった。

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入り口から中に入ると、まずこのような小さなホールがある。中に入った瞬間、薄暗い照明の内部に私は妙な生々しさを感じた。ここにはDDR時代の写真や資料などが展示されている他、プレート類も当時のままだった。

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「出国」と書かれたドアを抜けると、そこが今の劇場のチケット売り場になっていた。売り場のおばさんに聞いてみたところ、「涙の宮殿」は文化財なので建物は改修されて残ることになるが、入り口のホールは残念ながら取り壊されてしまうとのこと。私はそれを聞いて、今しかないと思いとにかく写真を撮りまくった。後で知ったことによると、ここに展示されているプレート類は全て競売にかけられたそうだ。

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私の手元に、"Grenz- und Geisterbahnhöfe"(Bien & Giersch Projektagentur)という地図がある。そこには壁があった時代のフリードリヒ・シュトラーセ駅の見取り図が載っており、Sバーンで西から東に入る場合、地下鉄で西から東に入る場合、そして東から西へ出る場合と、それぞれどういう経路をたどらなければならなかったのかがイラストで示されていて興味深い。特に、入国の際の経路が複雑を極めていて、あの狭い駅の構内がこんなにたくさんの囲いによって仕切られていたのかと驚くばかりだ。

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「東ベルリンが封鎖された」という見出しで伝える、1961年8月13日の
Berliner Morgenpost紙の号外。

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「壁によって引き裂かれた家族のメンバーが、別れの際ここで流した涙こそは、われわれヨーロッパ人に特別な責務というプレッシャーを課している」
Władysław Bartoszewski(元ポーランド外務大臣)

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ここを抜けると、まず最初のパスポートチェックが待ち受けていた。
その次は通関手続き。DDRマルクは国外への持ち出しが禁じられていたので、口座に預金するか、赤十字に寄付をするかどちらかだった(ということが先の地図に書いてあります)。

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今度は、「西ベルリン市民」、「西ドイツ市民」、「その他の外国人」の3つのカテゴリーに分かれて、詳細なパスポートのチェックを受けることになる。

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当時のその様子を伝える写真。

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全ての手続きが済むと、ブーというブザーが鳴って扉が開き、駅へと通じるトンネルへと進むことができるのだ(当時、「涙の宮殿」と駅はつながっていた)。
やれやれ、ようやくこれで西ベルリンへ戻れる!

と、いかにも実際に体験したようなことを書いていますが、あくまでWikipediaの記事や先の地図を参考に想像を交えて書いたまでです。誤り等があったらご指摘ください。

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これは今年8月に偶然入った「涙の宮殿」の内部の様子。そう遠くない昔、ここが異世界との境界だったと想像するのはなかなか難しい。

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これを読んでくださっている方の中には、実際にこの経路で東から西に出国したことのある方もおられるだろうと思います。もし何か思い出したことがあったら、昔話をぜひ聞かせてください。もちろんそれ以外のコメントも大歓迎です。

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by berlinHbf | 2006-12-22 02:43 | ベルリン発掘(境界) | Comments(19)

中央駅のクリスマス

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ベルリン中央駅のヨーロッパ広場側(12月20日)

久々にベルリン中央駅の登場です^^)。
予告しておいた「涙の宮殿」の話をまとめる暇がなかなか取れないので、今回は昨日訪れた中央駅のクリスマスの様子をお届けしましょう。

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今年5月にオープンした中央駅にとって初めてのクリスマスを迎えるわけですが、往来する人々の注目を一身に集めているのは何といってもこれ。

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クリスタルガラスメーカーのスワロフスキー社(Swarovski)が、ドイツ鉄道と共同で製作したクリスマスツリーで、オーナメントが約4万個ものクリスタルガラスという逸品です。う~ん、これはすごい^^)。
1月8日までこの場所に飾られているそうです。

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こちらはワシントン広場方面。遠くに首相官邸やソニーセンターが見えます。機会があったら、今度は夜の様子もお届けしましょう。

それにしてもベルリン中央駅、1年前はまだ工事の様子を追っかけていたことを思うと、立派になったなあという感じです^^)。

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by berlinHbf | 2006-12-21 01:46 | ベルリン中央駅 | Comments(0)

ベルリン・ドイツオペラの「イドメネオ」再上演

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大衆紙BZの紙面より(12月19日)

10月初頭にベルリン・ドイツオペラの「イドメネオ」論争で取り上げた、ムハンマドのさらし首が描かれるハンス・ノイエンフェルス演出のモーツァルト「イドメネオ」が、18日夜ついに再上演されました。

私がこのことを知ったのは、当夜0時からのテレビのニュースによってだったのですが、国営放送ARDはこの再上演を何とトップニュースで報じたのです。

写真の大衆紙によると、上演に際しテロを警戒して100人もの警官が配置され、約1500人の聴衆は空港並みのチェックを受けたそうです。訪れた多くの政治家の中には、今回の騒動の当事者であるドイツオペラの支配人やベルリンの内務大臣の他、ベルリンのヴォーヴェライト市長もいました。ただ、ショイブレ内務大臣が招待した30人のイスラム関係者のうち、実際に観に来たのは9人だけだったそうです。

まずは無事に上演が終わったことで、関係者はほっとしていることでしょう。社会の中における劇場という存在をはっきりと浮かび上がらせた出来事でした。

この「イドメネオ」は今月29日にもう1回上演される予定です。

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by berlinHbf | 2006-12-20 01:31 | ベルリン文化生活 | Comments(17)

クリスマス直前のベルリン

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U6 Friedrichstraße駅にて(12月18日)

第3アドヴェントも終わり、いよいよクリスマスを待つばかりとなりました。
今のこの時期、家庭用のもみの木をかかえて家路に急ぐ人々をよく見かけます。街を歩いていても、人々の様子が心なしか普段よりせわしなく感じられます。多くのドイツ人が今週末に帰省するので、それまでにカードを送ったりプレゼントを用意しなければならなかったりと、何かと忙しい時期なのです。

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ヴィクトリア・ルイーゼ広場で見かけたもみの木の直売店。
なかなかすごい迫力です。

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by berlinHbf | 2006-12-19 12:43 | ベルリンのいま | Comments(6)

フリードリヒ・シュトラーセ駅周辺のこの1年

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S-Bahnhof Friedrichstraße(12月15日)

ベルリン・ミッテのフリードリヒ・シュトラーセの駅周辺を久々に歩いて、この辺りの風景が1年前とは微妙に変わってきていることに気付いた。2006年も早や1年を振り返る時期になってきたことだし、今回はこの界隈の1年をざっと見てみることにしてみたい。

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まず、駅の北側のヴァイデンダム橋(Weidendammer brücke)という橋のたもとに、Melia Berlinという4つ星の新しいホテルがオープンした。本当にいつの間にかできていたという感じで、この場所の以前の風景をもはや思い出すことができない。駅から徒歩1分だけに、ロケーションとしては最高だろう。

今年はそれ以外にも、ベーベル広場にHotel de Romaという最高級ホテルが秋にオープンしたことで話題になった。しかし、この数年ミッテに新しいホテルが次々とできる一方で、Hotel BerlinGrand Hotel Esplanadeといった、西ベルリン時代からの老舗の影がやや薄くなったのもまた事実。これら2つのホテルは、これからしばらく改装期間に入るということを最近の新聞で知った。

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こちらはヴァイデンダム橋からの眺め。博物館島のボーデ美術館が10月に再オープンしたことは、まだ記憶に新しい。彫刻のコレクションが完全に元の状態に戻るのは、実に1939年以来のことだという。
(新しいカメラのおかげで、こんな感じで接写できるようになったのがうれしい
^^)

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先ほどのMelia Berlinの横には、こちらも長年の改修工事の末、Admiralspalastという伝統ある劇場がこの8月に華々しく再オープンした。

対照的に、その手前に写っている「涙の宮殿(Tränenpalast)」は経営元の破綻により、7月で閉鎖を余儀なくされることになり、今は内部が空っぽのみすぼらしい姿をさらしている。

同じ歴史的な建造物でも、ボーデ美術館やAdmiralspalastのようにベルリーナーの執念で蘇る場合もあれば、「涙の宮殿」のように行き場を失っている場合もあるようだ。次回は、ベルリンの東西分断時代を振り返る上で欠かせない、この「涙の宮殿」にスポットを当ててみたいと思う。

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by berlinHbf | 2006-12-16 19:11 | ベルリンのいま | Comments(6)

KaDeWeのクリスマス

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U-Bahnhof Wittenbergplatzにて(12月14日)

ベルリン最大のデパートKaDeWe(写真左の建物)のクリスマスの様子です!

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今年のKaDeWeのクリスマス用デコレーションは、グリーンを基調としたゴージャスな感じに仕上がっています。いかがでしょう?
ツリーの前にちょこんと座っているおじいさんは、KaDeWe専属(?)のWeihnachtsmann(サンタクロース)でお人形さんではありません。

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今度の日曜日はいよいよ第3アドヴェントを迎えます。
見た目の華やかさと外の寒さとのコントラストが際立つ季節です。

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by berlinHbf | 2006-12-15 10:33 | ベルリンのいま | Comments(2)

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