ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005


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中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。


ベルリンガイドブック
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本書は2009年10月発行「素顔のベルリン」の増補改訂版です。2013年に改めて新規取材を行い、データを更新。レストランやショッピング、コラムなどのページも増量し、より充実したガイドブックに生まれ変わりました。

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現在のトップ画像は、ベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナル作品です(詳しくはこちらより)

ベルリン更新情報
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首相官邸訪問!

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Bundeskanzleramtにて(8月26日)

例年8月最後の週末、ベルリンではドイツ政府主催の"Tag der offenen Tür"というイベントが行われます。これは、普段は入れない連邦首相府や外務省などの主要省庁ほぼ全てを一般に公開するというものです。"Tag der offenen Tür"とは「扉が開かれる日」という意味ですが、ベルリンにはこの名前のイベントがかなり多くて、このブログでもこれまでいくつかご紹介してきました。例えば、「べルビュー宮殿へようこそ」、「ティーアガルテン・トンネルツアー」、音楽関係で「フィルハーモニーの音楽の日」などです。その他にも例えば、ベルリン中にある各国の大使館を公開する日なんてのも毎年春にあります。

私が見てきた中で、これらのイベントの多くに共通しているのが、1.入場無料で、市民が気楽に参加できること(それだけに多くの人が押し寄せるので並ぶことも多いが)。2.単に中を見せるというのではなくて、屋台が並んでいたり、コンサートが行われたり、ディスカッションの場が設けられていたりと内容が充実していて、かつお祭り気分でも楽しめる。3.大人だけでなく、子供も楽しめる工夫がこらされていることが多い。

などが挙げられます。今回の役所の公開日もその例外ではなく、私が訪れた土曜日の夕方も大いに賑わっていました。

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さて、今回公開された数ある連邦関係の役所の中でも、やはり一番人気は連邦首相府(Bundeskanzleramt)。国の最高権力者の館の中は一体どうなっているのか、一度中を覘いてみたいと思う人は少なくないはずです。案の定、官邸前にはすごい行列ができていましたが、建物が大きいためべレビュー宮殿の時ほどは並ばずに済みました。それでも1時間近くは待ったか。今日日曜日の14時からは、メルケル首相がここにやって来て市民からの質問に直接答える機会が設けられることで、より混雑が予想されるため、私は昨日行って来たというわけです。

この斬新な首相官邸はAxel Schultesの設計によるもので、完成は2001年。外観から想像がつくように、愛称は「洗濯機」です(笑)。

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入り口付近に何やら人だかりができていますね。
実はここには、首相らが乗る車、護衛のバイクなどが展示されているのでした。

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連邦首相府ご用達の車はメルセデスではなく、アウディでした。中も自由に覗き込むことができ、その傍には実際に現場で働いている人たちが立っていて、質問などにも気楽に応じてくれます。

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外国の首脳が公式訪問をする際は、ここでアンゲラ・メルケル首相に迎えられ、赤じゅうたんの上をまたいで中に入るわけです。では、早速中へ!

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明るく、とてもオープンな雰囲気のエントランスホール。

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1階フロアの一角に、外国の国王や首脳から贈られた品々などが展示されています。

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その中でも私が一番感動したのはこれ。ヴィリー・ブラント首相が1971年に受賞したノーベル平和賞の賞状。本物です。ただし意外なほど簡素。ノーベル賞といえども、こうして見ると紙切れですね^^;)。ノーベル平和賞の選考はノルウェー国会が行うので、文学賞などのようにスウェーデン語ではなくノルウェー語で記されています。

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Markus Lüpertz作の彫像"Philosophin"を横目に、2階へ上がります。

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さてこちらが2階。手前のソファーの座り心地は最高でした^^)。奥には、アデナウアーからコールに至る(シュレーダーのものはまだない)戦後ドイツの歴代の首相の肖像画が掲げられています。

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これが先ほどのヴィリー・ブラント(1913-1992)。ベルリン市長の在任中にベルリンの壁が建設され、1969年に首相になってからはいわゆる「東方外交」でロシアや東ドイツなどとの関係改善に努めました。壁崩壊とドイツの再統一を見届けてから1992年に死去。ベルリンとの関係も強く、その功績を称えてか、現在の連邦首相府のアドレスはこうなっています。

Bundeskanzleramt
Willy-Brandt-Str.1, 10557 Berlin

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さてこれも2階ですが、中央に円形の物体がありますね。あの中には何があるのでしょう?

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これは国際会議室で、EUの首脳会談などもここで行われるようです。画面奥のほぼ真ん中にドイツの旗が見えます。

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国際会議室を出てすぐ、この場所に見覚えのある方は多いのでは?首相がマスコミへの会見を行う場所で、首脳会談直後の共同記者会見などが行われるのもここです。

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その隣には同時通訳用のブースがあります。

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中にはこんな和み系のスペースもあったり。

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さて、入り口とは反対側の建物の外に出ると、広大な芝生が広がっています。

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そばを流れるシュプレー川を越えた向こう側まで、首相府が所有する広大な公園になっているのです。さすが。この細い橋を渡って向こう岸に行きます。

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手前のモルトケ橋をバックに、ここから眺めるベルリン中央駅もいいものでした。

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18時からは、この公園の一角でベルリン・ドイツ交響楽団の野外コンサートが始まりました。周りには屋台や子供用のテントが張ってあって、お祭り気分なのですが、あいにくの天気だったのが残念。

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小雨がちらついてきたので、オール・モーツァルトプログラムの前半だけを聴いて出て来ましたが、首相官邸の内部や雰囲気がよくわかり、とっても得した気分になって帰って来ました。また、こういうことを毎年実行するドイツ政府のオープンさにも好感を抱いた次第です。

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by berlinHbf | 2006-08-27 17:14 | ベルリンのいま

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