ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005


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中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。


ベルリンガイドブック
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現在のトップ画像は、ベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナル作品です(詳しくはこちらより)

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夏の終わりに聴くヴァルトビューネ2011

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日本からのお客さんがここのところ相次ぎ、しばらく間が空いてしまいました。

今週はベルリン・フィルのヴァルトビューネのコンサートを聴いてきました。これを聴けたのは、何ともラッキーというか不思議な巡り合わせでした。この公演、本来ならベルリン・フィルのシーズン最後のコンサートとして7月頭に行われるはずで、私が日本にいる時期と重なっていました。ところが、まさかの豪雨により、次のシーズン開始直前の8月末に延期されることに…(非常に珍しいことです)。日本に帰国中、私は久々に小学校時代の音楽の先生にお会いし、8月半ばにベルリンに遊びに来る予定の話をしていました。「せっかくだからコンサートにでもお連れしたいけど、この時期はまだシーズンオフだしなあ」。ふと、ヴァルトビューネの延期のニュースを思い出し、調べてみたらスケジュール的にドンピシャだったというわけです。

山本典子先生は私に音楽の楽しさと喜びを教えてくださった方。小学校2年生になった最初の頃、転校してきたばかりの学校の掃除の時間に、えも言われぬほど美しく、心ときめく音楽が教室のスピーカーから流れてきました。私はたちまち虜になったのですが、それがモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」でした。自分にとって音楽というものに魅了された最初の瞬間だったと言うことができます。大分後になって、毎日給食後約15分間の掃除の時間に合わせてこの曲を選んだのが山本先生だったことを知りました。

その先生と一緒にベルリン・フィルを聴けるというのは、実に感慨深いことでした。先生夫妻の他、一緒に来られた娘さん夫妻たちと、23日のコンサートを聴きに行きました。この日の午後、突然雷が鳴り、「まさかまた延期?」との思いも一瞬よぎりましたが、天気は何とか持ちこたえてくれました。

今年の指揮はリッカルド・シャイー。ベルリン・フィルの客演も10年ぶりだとか。何といっても、冒頭のショスタコーヴィチのジャズ組曲第2番がよかったです。軽妙で陽気で、どこかノスタルジック。夏の終わりの夕暮れ時にしみじみ聴くには最高の音楽なのかも。有名なワルツ2では、前の方に座っていた年配のお客さんたちが肩を揺らしながらメロディーを口ずさんでいました。続く、ニーノ・ロータがフェリーニの映画「道」のために書いた音楽の組曲では、物悲しい「ジェルソミーナのテーマ」がヴァイオリン、トランペットと楽器を変えて何度も夜空に鳴り響きます。

いつもなら、休憩が始まる頃はまだ明るいのですが、さすがに8月も終わり頃になればもう真っ暗。後半のメインはレスピーギの「ローマの松」。古代ローマの円形劇場を模して造ったヴァルトビューネでこの曲を聴けるというのが最大の楽しみだったのですが、PAの限界なのか、想像していたスペクタクルな効果はもうひとつ足りなかったかなあというのが正直なところ(後でDVDで見たらまた違う印象かもしれませんが)。でも、いつもながら、このコンサートはその場で聴けただけで幸せな気分になります。途中眠そうにしていた先生の孫のかわいい双子ちゃんも、アンコールの「ベルリンの風」では大はしゃぎでした。

山本先生との思い出でもうひとつ重要なのは、リコーダーの魅力を教えてくれたこと。先生はリコーダーのアンサンブル指導に非常に熱心で、高学年の頃、周りはほとんど女の子しかいない音楽クラブに入れてもらって、私はそこでソプラノリコーダーを吹いていました。有名無名問わず、ここでもかけがえのない音楽にいくつも出会いました。

これまたラッキーなことに、ヴァルトビューネの翌日、今度はベルリン大聖堂でフルートのエマニュエル・パユらによるバッハの夕べが開かれることを知り、こちらも先生たちと聴いてきました。すでにCDになっているピノックとのバッハのフルートソナタ4曲がメイン。フルートとチェンバロ、チェロの精妙なやり取りを味わうには、いかんせん教会のキャパが大き過ぎましたが、それでも、パユがソロで1曲だけ吹いたテレマンのファンタジー第7番は圧巻。音楽の根幹をなすフレーズごとの最初の低音の厚みと空間的広がりが素晴らしく、しばしば1本の笛で奏でられていることを忘れてしまうほどでした。

山本先生は昨年定年を迎えられたのですが、いまもほとんどフルタイムで横須賀市内の小学校で音楽を教えておられるそう。今後も元気でご活躍いただきたいものです。またベルリンに来られたら、今度はフィルハーモニーにもお連れしたいと思っています。

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by berlinHbf | 2011-08-28 23:57 | ベルリン音楽日記

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