ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005


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中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。


ベルリンガイドブック
「素顔のベルリン」増補改訂版
¥1,680
ダイヤモンド社
(Amazon、全国各書店にて発売中)

本書は2009年10月発行「素顔のベルリン」の増補改訂版です。2013年に改めて新規取材を行い、データを更新。レストランやショッピング、コラムなどのページも増量し、より充実したガイドブックに生まれ変わりました。

Amazonにてネット購入ができます。



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豊富なビジュアルとドイツ語フレーズを楽しめる1冊。基本のあいさつ表現から、街にまつわるドイツ語豆知識まで、ガイドブックとともに旅に役立つ会話集です。




『素顔のベルリン 過去と未来が交錯する12のエリアガイド 』
¥1,575
ダイヤモンド社
(2009年発売)

地球の歩き方シリーズ初、待望のベルリンガイドブック誕生!比類なき歴史を抱えつつ、明日へ向かって日々進化し続ける首都ベルリン。「ドイツで最もドイツらしくない」といわれるこの町の知られざる魅力を、現地在住著者が12のエリアにわけて徹底紹介。


現在のトップ画像は、ベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナル作品です(詳しくはこちらより)

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NHK「テレビでドイツ語」2013年3月号 - タリン -

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NHK「テレビでドイツ語」のテキストに昨年4月から連載させていただいた「ハンザ都市を巡る」の連載が、一応の最終回を迎えました。今回訪れたのは、エストニアのタリン。振り返ってみると、当初の想像以上に地理的に大きな広がりを持った旅となりました。ハンブルク、リューベック、ブレーメン、ロストック、リューネブルク、ヴィスマール、ブルージュ(ベルギー)、ゴスラー、グダニスク(ポーランド)、そしてハンザ都市の最北端に位置するタリン。

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トーンペアの丘からのタリン旧市街の眺め

こうして都市名を並べてみるだけでも、いろいろな記憶が蘇ってきます。新旧の港の風景が印象深いハンブルク。華やかさと哀愁が同居したリューベックの破風屋根。ロストックの船乗りの酒場で出会った3人組にビールをご馳走になったこと。リューネブルクの「新ハンザ同盟」の祭りの賑わい。ブルージュの旧市街で何度も聴いたカリヨンの調べ。山間の町ゴスラーの清涼な空気。夜の10時半に駅に着いたものの、ホテルの場所を勘違いし、路頭に迷ったグダニスク。その美しさに改めて感動し、旧市街の路地を夢中で歩き続けたタリン・・・

海外取材まで実現できたのは、ハンザ都市の歴史的意義を理解してくださったNHK出版のスタッフの方々あってのことで、細かなサポートと共に、心よりお礼を申し上げます。原稿料をいただいて旅行記を書くのは、小学生のときに宮脇俊三さんの旅行記に出会って以来、漠然と抱いていた夢でもあったので、毎回楽しく貴重な経験をさせていただきました。限られた紙面ゆえ、原稿をいかに削るか毎回格闘していましたが、それもまたいい勉強でした。

「一応の最終回」と書いたのは、訪れてみたいハンザ都市がまだいくつもあるからです。例えば、北ドイツのシュトラールズント、ハンザ同盟の在外商館があったベルゲン(ノルウェー)、ノヴゴロド(ロシア)、ゴトランド島のヴィスビー(スウェーデン)などなど。今後も旅と調査を続けて、いつか1冊の形にまとめられたらと願っています。

1年間お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
by berlinHbf | 2013-02-26 22:31 | ドイツ語関連 | Comments(0)

北欧の雄、コペンハーゲン滞在記(2)

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人魚の像(Den Lille Havfrue)

少し間が空いてしまいましたが、コペンハーゲン滞在記の後編をお届けします。

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前回の海上バスの船着場は大きな運河に面しており、それに沿って北側に歩いてみることにした。まずこの向かい側の超モダンな建築。会議場か何かだろうかと思っていたのだが、実はこれが2005年にオープンした新しいオペラハウスなのだった。建築も特異だが、すごい場所にあるものだ。

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運河沿いの道は散歩するにはとてもよく、この日は本当に気持ちのいい天気だったこともあり、1キロ半ぐらい歩いて結局人魚の像までたどり着いてしまった(この写真で見ると、向こう側から歩いて来たことになる)。

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1913年に作られたあまりに有名な人魚の像。「世界3大ガッカリ」なんていうありがたくない称号もあるけれど、そんなこと言われる謂れもないんじゃないかとこの人魚を見ていると思えてくる。

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夕暮れが近付いて来たので、ぼちぼち戻ることにした。人魚の像から中央駅まで3キロ近い徒歩の道のりも、この日は全く苦にならなかった。これは旧市街の中心に位置するアマトーゥ広場。

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同じ広場にて。1つ上の影絵のような写真は右手の噴水をモチーフに撮ってみたものです。

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この広場でとりわけ印象に残ったのは、ルネサンス様式のロイヤル・コペンハーゲン。1616年に建てられたという。

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夕日に赤レンガが美しく映えるコペンハーゲンの市庁舎。

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市庁舎からはチボリを横目に見ながら中央駅までもうすぐ。北欧ならでは重厚さを感じさせるこの駅も見事だ。

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中央駅から空港までは列車で15分ぐらいの距離なので、直前にセブンイレブンで買ったデンマークを代表するビールTuborgを飲んでいるうちに、あっという間に空港の地下駅に着いてしまった。最近新聞で知ったのだが、この12月からベルリン-コペンハーゲン間が超特急のICEで結ばれることになるという。所要時間は6時間51分だとか。ICEが初めて船に乗って海を越えることになる。

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最後に写真をもう1枚。2003年1月にコペンハーゲン郊外のルイジアナ現代美術館を訪れたときに撮ったもので(この美術館は本当にすばらしい!)、ここからのオーレスン海峡の眺めをもって3日間の旅話はおしまいです。

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by berlinHbf | 2007-10-02 01:18 | 欧州を感じる旅 | Comments(6)

北欧の雄、コペンハーゲン滞在記(1)

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コペンハーゲンのニューハウン(Nyhavn)にて(9月16日)

正味3日間の旅もこの日が最終日。コペンハーゲン空港発21時半の飛行機まで完全フリーなので、1人でコペンハーゲンに行ってみることにした。今回訪れたルンド、マルメ、コペンハーゲンの3都市は国こそ違えど、オーレスン大橋を越えて簡単に行き来できるわけで、もはやひとつの生活圏、文化圏と言っても全く過言ではないだろう。それらを含めた都市圏としては、人口280万人で北欧最大だという。

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わざわざ自転車でルンドの駅まで送ってくれたアレクサンダー君とは1月の再会を約束して、私は列車に乗り込む。本当にいいヤツだった。

コペンハーゲンには一度来たことがあるので、いくらかは土地勘がある。中央駅から旧市街に行く際にまず気になるのはセブンイレブンが至るところにあるということ(笑)。もちろん24時間営業で旅行者にとってもありがたい。反面、駅前の一番大きな観光案内所が日曜定休というのは解せなかったけれど。

コペンハーゲンまで来たからには、好きな作曲家カール・ニールセン(1865-1931)縁の場所に行ってみたかった。ニールセンはこの街出身ではないが、コペンハーゲンの音楽院にいた時期があるのを何となく覚えていたからだ。ニールセン博物館、ニールセンの墓、ニールセン通りでもいい(笑)。とにかく何かしらあるだろうと思って、地図に載っていた音楽史博物館という小さな博物館に足を運んでみた。受付の女性に聞いてみたところ、「ニールセンはオーデンセ出身だし、おそらくコペンハーゲンには何もないんじゃないからしら。わからないわね」というお返事。ちなみにこの方は、以前デンマークのテレビ局がニールセンのドキュメンタリーを作ったとき、作曲家の姉役を演じたのだそうだ。

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ニールセンはひとまず諦めて、旧市街にある円塔(Rundetarn)に上って、街を一望してみた。海の方面には風力発電施設がいくつも並んでいた。

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こちらが東南の方角。できたら地平線の辺りに目を凝らしていただきたい。スウェーデンへと架かるあのオーレスン大橋の丸みを帯びた弧線が、おぼろげながら確認できるはずだ。

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クリスチャン5世の像が中心に立つ「王様の新広場」。正面の重厚な建物は王立劇場。実は、コペンハーゲンにはもうひとつオペラハウスがあることを後になって知るのだが・・・

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ベルリンに戻って古い写真を掘り出してみたら、2003年の正月にコペンハーゲンを訪れたときの写真が出てきた。上とほぼ同じ地点で撮ったものだ。円形の広場がスケートリンクになっていて、地元の人たちが楽しそうに滑っていた光景が忘れられない。それにしてもこの空の色!「前回訪れたときと全く印象が違う」と私が書いた意味がおわかりいただけると思う。これが北国の冬なのだ。

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「王様の新広場」からの運河沿いは、かつての船乗りたちの居酒屋街ニューハウンになっている。ここは観光客が絶えることがない。建物の色合いはカラフル過ぎるくらいだけど、いかにも港町ならではの風情がある。ちなみにコペンハーゲンという名前は、デンマーク語の"Kjøbmandehavn"(商人たちの港)に由来するという。

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この界隈には古い建物が多い。この商館風の建物は、写真ではわかりづらいが"Anno 1756"と記されている。つまり、モーツァルトが生まれた年に建てられたということだ。

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その先は大きな運河へとつながり、船着場になっていた。この船は地元の人が利用する海上バスのようなものらしい。

(つづく)

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by berlinHbf | 2007-09-26 11:33 | 欧州を感じる旅 | Comments(16)

スウェーデン第3の街マルメ

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ルンドでの本番の翌日、そこからほど近い街マルメ(Malmö)にやって来ました。今回はストックホルム、ヨーテボリに次ぐ、スウェーデン第3の都市(といっても人口は26万人)の様子をお伝えしましょう。

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マルメは2003年の1月に弟と数時間だけ歩いたことがあるので、そのときの記憶もたどりながら歩いてみた。中央駅から運河を渡ってすぐの場所にあるのがこの広場。オランダ・ルネサンス様式の市庁舎は、もともとは1546年に建てられたという。

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そのすぐ近くにある、ユーモラスな音楽家の像。

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市庁舎広場から南へ続く道は歩行者天国になっている。土曜日の午後だったので、ほどよい活気があった。

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旧市街をぐるりと囲む運河。緑も多くて、住みやすそうな街だなという印象を受けた。

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この日は15時から街中のアンドレアス教会で2度目の本番。シンプルな内観だが、音響はこちらの方がずっとよい。正面の2つの大きな窓から光が差し込む中、前の日より肩の力を抜いて吹くことができたと思う。個人的にもまずまず満足。

最後のブラ1が終わると、年配の方が中心と見えたお客さんが立って拍手をおくってくれた。マルメは音楽的に有名な街というわけではないし、世界的な音楽家やスターが入れ替わり立ち代わりやって来るベルリンとはある意味対極的かもしれないが、それでもこの小さな音楽会を通して地元の人々と何かを交感できたことはとてもうれしいことだった。この日のことは心の中にとどめておこうと思う。

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演奏会の後、チェロの人たちにくっついて、海岸沿いの道を散策しながら駅に戻った。これは海上にぽっかり浮かぶ、プール兼サウナの施設。

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強風で歩くのが大変だったけれど、ここから眺める海とコペンハーゲンへ架かる橋はとても雄大でよかった。

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今回の旅で一番インパクトの大きかった建造物は、「ターニング・トルソ」という名のこのねじれ状の高層ビルかもしれない。2005年に完成したばかりで、高さ190メートルは北欧一なのだとか。設計したのがあのスペイン人のサンディアゴ・カラトラヴァだったとは、帰ってから知ることになる。

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次回は再び海を越えて、コペンハーゲンでの休日をお届けします。

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by berlinHbf | 2007-09-25 02:16 | 欧州を感じる旅 | Comments(2)

スウェーデンの大学町ルンド

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少し間が空いてしまいましたが、ちょうど1週間前にいたルンド(Lund)のことから書いてみたいと思います。


13日の夜、わずか1時間ほどのフライトで私たちはコペンハーゲン・カストロップ国際空港に降り立った。そこから列車に乗りすぐに海を越えてスウェーデン側に入るが、外は真っ暗なので国境を越えたという実感はいまひとつ沸かない。マルメで乗り換えて、ルンドに到着したのが11時ごろ。そこでルンド大学の人たちが出迎えてくれた。

私がお世話になるアレクサンダー君は医学部の学生で、まだ22歳(だったかな?)。小柄で、見た目はもう少し若く見えなくもない。屈託なくよくしゃべる、とても生き生きした感じの好青年。とにかく英語が堪能でびっくりすると共にうらやましく思った。背中には大きなチューバを背負っていて、オケの他にビックバンドでも演奏しているのだそうだ。

駅からゆるやかな坂を上って20分ぐらい、町外れにある彼の学生寮に着いた。私はスウェーデンの通貨を持っていなかったのでそれまで何も食べ物を買えず、ルンドのレストランはもうほとんど閉まっていた。腹ペコの私にアレックス君がパンやハムなどを出してくれたのがありがたかった。お土産に持って来たドイツワインも喜んでくれた。
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翌日は雨。アレックス君によると、ルンド大学はスウェーデンで一番の規模で、街の人口約10万人のうち大学関係者がかなりの割合を占めているのだそうだ。ドイツだと、ハイデルベルクとかテュービンゲンなどに近いだろうか。落ち着いた中にも活気のある街という印象。あまりゆっくり歩く時間はなかったけれども。

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ルンドの街はとても古く、12-13世紀には北欧随一の都市としてすでに最盛期を迎えている。建物も、ドイツの古い街並みとは大分違うのがおわかりいただけるだろうか。

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街のほぼ中心にあるルンド大学の本館。この中の講堂がなかなか立派で、私たちの演奏会場もここだった。

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この中で10時から1時までリハーサルがあり、本番の演奏会は7時から行われた。その日の演奏は可もなく不可もなくといったところだろうか。個人的にはあまり満足できる出来ではなかった。コンサートの後は少々ぐったりとなってしまい、ブラームスの交響曲を1曲吹き切るというのは大変なことなのだなあとしみじみ思った。

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このオーケストラのメンバーは20歳から35歳ぐらいまでと比較的幅広い。手前に写っているオーボエのミヒャエルはその中でも一番若く、日本だと高校2年生ぐらい。でもとても上手。

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雨の中、街を少し歩いてみた。これは街のシンボル、1145年に建てられたという古い大聖堂(Domkyrkan)。

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立派な街灯が立つルンド市庁舎(Radhuset)前の広場。

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コンサート翌日の晩、ルンド大学の人たちが大学の校舎の中で歓迎パーティーを開いてくれた。それがなかなか趣向が凝らされたものだった。まず入り口付近で食前酒が振舞われ、くじのような紙を引かされる。そこにはドイツ語かスウェーデン語のどちらかで単語が書かれていて、例えばドイツ語で「じゃがいも」だったら、それに対応するスウェーデン語の紙を持っている相手を探す。全員男女一組になって、2階へ上がるとそこがパーティーの会場。食事はバイキング形式で(まさにバイキング発祥の国で!)、その合間にルンドの学生がスウェーデンの伝統的な歌(学生歌のようなもの?)を歌い出したり、ベルリン側からは弦や金管のアンサンブルによる余興が入ったりと、大いに盛り上がった。その後、机が取っ払われ、今度はダンスホールへと変わる。思っていた以上に楽しい雰囲気だったので、私も結局2時半ぐらいまでそこにいただろうか。

(つづく)

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by berlinHbf | 2007-09-21 14:31 | 欧州を感じる旅 | Comments(7)

大海原に架かる国境の橋

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昨夜、3日間の短い滞在を終えて、ベルリンのシェーネフェルト空港に帰って来ました。スウェーデンでの2回の演奏も無事終わり、現地の人たちとも交流できて、おおむねいい旅でした。

写真はマルメの海岸で撮ったもの。左側がスウェーデン側、右側がデンマーク側で、マルメからコペンハーゲンへは2000年に完成したこのオーレスン大橋を渡って、列車でわずか30分ほどで行くことができます。もちろんパスポートチェックなんてありません。久々に見た大海原、とてもよかったです。

ちなみに天気は、初日のルンドは雨、2日目のマルメは晴れながらも強風が吹き荒れ、最終日のコペンハーゲンは小春日和のような陽気でした(昨日はベルリンもいい天気だったとか)。コペンハーゲンは4年前に一度弟と回ったことがあるんですが、真冬だった前回と街から受ける印象が全く違っていたのが面白かったです。今回訪れた街のことを、これから3回に分けて書いていきたいと思います。

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by berlinHbf | 2007-09-17 13:55 | 欧州を感じる旅 | Comments(8)

スウェーデンに行って来ます!

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昨日オープンしたアレクサンダー広場の大型ショッピングセンター"Alexa"

今日から日曜日までの4日間、大学オケの演奏旅行でスウェーデンに行って来ます。「演奏旅行」というとちょっと大げさかもしれませんが、スウェーデン南端にあるルンド(Lund)という街の大学オケとの交流行事が主な目的で、その近くのマルメ(Malmö)という街でも演奏します。マルメから橋を渡れば、デンマークのコペンハーゲンがもうすぐで、そこまで足を伸ばして来るかもしれません。

曲目は、6月にも演奏したストラヴィンスキーの「プルチネッラ」組曲とブラームスの交響曲第1番です。今回は1番フルートを吹かせてもらうので、気分も違うしちょっと緊張もしそうです^^;)。ちなみに、交流行事だけあって泊まるのはホテルではなく、それぞれの学生のアパートだとか寮なのです。私のホストファミリーならぬホスト学生は、Alexanderさんという方らしいのですが、もちろん初対面。どういう方だろうか・・・お土産用にドイツワインとチョコレートを先ほど仕入れて来ました。

それでは行って来ます!

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by berlinHbf | 2007-09-13 16:25 | その他 | Comments(4)

海と坂の街、タリン再訪記(3)

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旧市街の一番北側のはずれに、こんな記念碑を見つけた。
エストニアの独立に関するものかと思ったが、そうではなかった。

1994年の9月28日の深夜、豪雨の中タリンからストックホルムに向かった客船「エストニア号」は、バルト海沿岸で突然浸水し、852人の命が犠牲になったという(そんな大事故なのに私は当時何も知らなかった)。奥に見えるモニュメントには犠牲者の全ての名前が刻まれているらしいのだが、それが何であるかは後になって知る。写真の少年はもちろんモニュメントの一部ではありません^^;)

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そのお隣には、「ふとっちょマルガレータ」というユーモラスな愛称の付いたかつての砲塔が、どっしりと横たわっている(現在は海洋博物館)。

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旧市街の北側に残っている中世の城壁も中を歩くことができた。

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細くうねる旧市街だが、それほど大きくはない。等身大で歩けるサイズが心地よい感じ。

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どこを歩いても、最後はいつの間にか旧市庁舎のあるラエコヤ広場にぶつかる。それにしても観光客の数には驚いた。前回訪れた3月とはその点まるで印象が違う。

タリンというと、今年の春に印象的な事件があった。
4月27日の未明、エストニア政府が第2次世界大戦で犠牲になったソ連兵をたたえる記念碑を撤去したところ、ロシア系の住民が反発し暴動に発展、100人近くが負傷し1人が亡くなったのである。EUにも加盟し街はすっかり西欧化しているように見えるが、かつて支配下にあったロシアの影というのはいまだに巨大なものなのだろうか。観光案内所でこの記念碑があった場所を聞いたのだが、時間の関係で行くのは諦めた。

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広場に面したヨーロッパでも最古の部類に入るという、市議会薬局(Raeapteek)。"Apotheke"はドイツ語かと思っていたが、元はラテン語の言葉だった。

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ここで少しタリンの乗り物をチェック!
まずは旧共産圏の街でよく見かけるトロリーバス。もちろんバスとトラムも走っている。

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旧市街から少しだけ離れたところにある駅にも行ってみた。エストニアでは長距離の移動はバスが主流とはいえ、首都の駅にしてはずいぶんこぢんまりとしている。それでも地元の人が結構たむろっていて、駅構内のマーケットではパンや飲み物を旧市街に比べてはるかに安い値段で買うことができた。

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旧市街からすぐの場所にあるKaubamajaというショッピングモールは、西側のそれと何ら変わるところがない。ベルリンよりむしろ高い気がした。残念ながらタリン美人の写真はありません^^;)

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2日間晴天に恵まれたが、3日目の最終日は雨。前回(2002年)はバスで27時間かけて帰って来たが、今回はわずか1時間40分のフライトでベルリンのシェーネフェルト空港に降り立つ。かつてのハンザ都市、タリンは近くなった。

(おわり)

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by berlinHbf | 2007-08-01 13:57 | 欧州を感じる旅 | Comments(4)

海と坂の街、タリン再訪記(2)

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聖オレフ教会からタリン旧市街を望む(7月18日)

タリンの街並みを把握するには、前回ご紹介した展望台以外に旧市街で一番高い聖オレフ教会に上ってみるのがよい。狭い階段を一段一段上っていくのは骨が折れるが、それだけの価値はある。

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遠くに目をやると山の手(トーンペア)と下町とがよく見える。3つの尖塔は、右から大聖堂(1219年に建てられたエストニア最古の教会)、前回ご紹介したアレクサンドル・ネフスキー教会、そして聖ニコラス教会。屋根の色も見事に統一されている。これぞ世界遺産の街並みだ。

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北側は真っ青な海が広がる!

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新市街方面は、屋根の色もよりカラフル。ソ連時代に建てられた高層ビルも見える。

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オレフ教会からほど近いところにある、通称「三人姉妹」。現在は高級ホテルになっている。タリンがハンザ同盟に加盟したのが1285年のこと。以来ドイツ人の入植が進み、ご覧のように建物のスタイルも非常にドイツ的だ。タリンはドイツ名でレヴァル(Reval)という。

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タリンの旧市街の入り口は、このヴィル門。ここは日中人通りが絶えない。マクドナルドも見つけて、結局一度お世話になってしまった^^;)。

タリン観光はもう1回だけ続きます。

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by berlinHbf | 2007-07-31 01:00 | 欧州を感じる旅 | Comments(3)

海と坂の街、タリン再訪記(1)

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トーンペアの丘にて(7月17日)

海が見える坂のある町、というのが私は昔から好きだ。出身地の横須賀がまさにそういう地だからかもしれないが、旅をしていて印象に残るのも高台から海が望める街であることが少なくない。日本だと長崎とか尾道(通ったことがあるだけだけど・・・)。ヨーロッパだと、ナポリとかトリエステなどが好きな街としてすぐに思い浮かぶ。雰囲気は異なれど香港もいい。今後行ってみたいなと思うのは、リスボンやイスタンブールあたりだろうか。

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旧市庁舎のあるラエコヤ広場。

2002年に初めて訪れたエストニアの首都タリンも、そんな私のお気に入りの街のひとつ。今回5年ぶりにそのタリンを再訪する機会に恵まれた。2004年のEU加盟、その前後だったか格安航空大手のEasy Jetが飛ぶようになって、タリンはベルリンからますます気楽に行けるようになった。2002年当時は安い移動手段となるとバスぐらいしかなくて、実際タリンから30時間近くかけてベルリンに戻って来たのを思い出す。この5年で街がどう変わっているかを見るのも楽しみな再訪だった。

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7月17日、前回とは違って、1時間40分のフライトであっという間にタリン空港到着。タリンの旧市街はユネスコの世界遺産に指定されている。まずはともあれ、坂を上って街を見下ろしてみたい。そこで向かったのが、トーンペアと呼ばれる丘。ここからの眺めはやはりすばらしかった。写真中央に見える港から高速船に乗れば、対岸のヘルシンキまで1時間40分ほどで行ける距離でもある。

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トーンペアに展望台は3つある。これは2つ目の地点から見た眺め。中世の城壁もいい状態で残っている。高くそびえる聖オレフ教会からの眺めは次回ご紹介しよう。

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これは政府機関の建物らしい。3つ目の展望台からは海がよく見える(冒頭の写真)。ドイツ語の本を持っているバックパッカー風の青年がいたので話しかけてみたら、オーストリアの大学で勉強しているドイツ人で、韓国に2ヶ月滞在した後、北京からシベリア鉄道経由(!)ではるばるタリンまでやって来たとのことだった。

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丘から降りるときに横を通った、玉ねぎドームが印象的なロシア正教会のアレクサンドル・ネフスキー聖堂。

この日の夕食は、前回も訪れたオルデ・ハンザという旧市街のレストランにて。ハンザ都市だった中世のタリンを再現したレストランで雰囲気はとてもいいのだが、前よりも値段が大分上がっていてちょっとたじろぐ。団体客が非常に多い。地元の人はまずここには来ないのだろう。料理はまずまず。素焼きの器で飲むはちみつ入りのビールがうまかった。

(つづく)

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by berlinHbf | 2007-07-28 19:22 | 欧州を感じる旅 | Comments(10)

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