ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005
by berlinHbf
中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。

『素顔のベルリン 過去と未来が交錯する12のエリアガイド 』
¥1,575
ダイヤモンド・ビッグ社
(Amazon、全国各書店にて発売中)
地球の歩き方シリーズ初、待望のベルリンガイドブック誕生!比類なき歴史を抱えつつ、明日へ向かって日々進化し続ける首都ベルリン。「ドイツで最もドイツらしくない」といわれるこの町の知られざる魅力を、現地在住著者が12のエリアにわけて徹底紹介。
Amazonにてネット購入ができます。

『街歩きのドイツ語 』
¥1,575
三修社
豊富なビジュアルとドイツ語フレーズを楽しめる1冊。基本のあいさつ表現から、街にまつわるドイツ語豆知識まで、ガイドブックとともに旅に役立つ会話集です。

NHK「テレビでドイツ語」テキスト
¥380(毎月18日発売)
NHK出版
前期(4〜9月)は水と緑の美しいドイツ第2の都市ハンブルクが舞台。テキストの読み物で「ハンザ都市を巡る」を連載中。5月号ではハンブルク(後編)を取り上げています。
ベルリン更新情報
2011/10/1 up!
ベルリン個人ガイドのご案内
執筆、ガイド、コーディネートなどのご依頼、お問い合わせはこちらまで(これまでの出版・寄稿実績)→
masatoberlin[AT]
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Berlin no kaze
1/28 up!「Mein erstes Buch」
excite以外のリンクは
こちらにまとめました。
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当ブログの写真や文章に関する、無断での転写・転用を禁じます。
© Copyright 2005-2012 Masato Nakamura. All Rights Reserved



神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。

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カテゴリ:ベルリン都市探索(全般)
- アウトバーンを自転車で走れる日[ 2011-07-21 10:56 ]
- 講演会「『ベルリンの壁』とは何だったのか」(7/9)のお知らせ[ 2011-06-11 12:26 ]
- JAL - SKYWARD 2011年5月「音楽家のベルリン」[ 2011-05-03 18:28 ]
- 発掘の散歩術(3) -ベルリンの氷河時代を感じて-[ 2010-10-16 12:10 ]
- 政治を間近に感じる日[ 2010-09-08 23:57 ]
- 発掘の散歩術(1) -「キーツ」の原点を訪ねて-[ 2010-08-09 19:24 ]
- 『素顔のベルリン』が大学の教科書に[ 2010-04-05 15:20 ]
- ベルリン氷雪模様(2)[ 2010-03-19 14:29 ]
- ベルリン・ブランデンブルク空港のいま[ 2010-02-19 00:07 ]
- 久々の引っ越し[ 2009-10-17 19:17 ]
アウトバーンを自転車で走れる日

1年に一度だけ、アウトバーンを自転車で走ることのできる日があるのをご存知でしょうか? 今回は、その名も「シュテルンファールト(Sternfahrt = 星の走行)」という自転車デモをレポートしたいと思います。どうして「星」なのかというと、いくつもの地点から自転車が1つの目的地に向かって走る様を星の輝きに見立ててのこと。今年で35回目を迎え、ベルリンの伝統行事にも数えられるイベントに、私は今回初めて参加してきました。


そのような背景から、政治色の強いイベントを想像していましたが、反原発ポスターや沿道で配られる緑の党の風船を自転車に括り付けて走っている人を時折見かけたものの、周りは近所に買い物に出掛ける感覚で参加しているおばさんから大勢の家族連れまで、和気あいあいとしたムードが漂っていたのが印象的でした。タンデムと呼ばれる2人乗りから本格的なロードサイクルまで、色とりどりの自転車を眺めるのも楽しかったです。
とはいえ、スタートからゴールを目指すとしたら、それ相応の距離を走ります。のんびりしていると、最後尾の白バイを追いかけることにもなるので、飲み物や簡単な食料の持参は必須。途中で調達しようなどとは思わない方が良いというのが、今回得た教訓でした。

やはりハイライトは、終盤AVUSと呼ばれるアウトバーンを走ること。いくつものコースがここで合流し、一直線の道路がサイクリストでごった返す光景は壮観でした。4時間掛けて約40キロを走り終え、ゴール地点の戦勝記念塔が視界に入って来た時は、嬉しさと同時に達成感が込み上げてきました。ここからブランデンブルク門にかけては、環境フェスティバルの屋台が多く並び、私はオーガニックのビールで一息。こんなに楽しいデモに参加したのは初めてかもしれません。
(ドイツニュースダイジェスト 7月22日)
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講演会「『ベルリンの壁』とは何だったのか」(7/9)のお知らせ

今回ご縁があり、7月上旬に出身地横須賀市の横須賀三浦教育会館にて講演会をさせていただくことになりました。一般の方々を対象にした「教養セミナー」とのことで、一体ベルリンの何についてお話しようかとあれこれ考えたのですが、この8月で建設からちょうど半世紀を迎える「ベルリンの壁」をテーマにしようと決めました。私がベルリンについて興味を持つようになった1つのきっかけですし、この機会に自分の中で捉え直してみたいという気持ちもあったからです。私は壁の時代のベルリンを直接知っているわけではないのですが、ベルリンに来てからあの時代を生きた人に話を聞く機会は比較的多くありました。単なる知識だけでなく、彼らが味わって来た気持ちをどうしたら日本の皆さんにも体感してもらえるか、今いろいろ考えているところです。さて、どうなるか・・・
横須賀三浦教育会館は東京湾にほぼ面しているので、もしよろしかったら、土曜日の午後、横須賀の海を見に来るのも兼ねてお越しになってください。以下がちらしの文面になります。
------------------------------------------
公益法人横須賀三浦教育会館教養セミナー
講演会『ベルリンの壁』とは何だったのか?
~壁と歩んだ街 ベルリンの過去と現在(いま)~
今年の8月、「ベルリンの壁」が築かれてからちょうど50年を迎える。1つの街が、ある日突然コンクリートの壁に分断されたことで何が起きたのか。人々はどんな思いで壁と向き合い、その向こうの世界に憧れ、運命との折り合いをつけたのか。そして、壁崩壊の歓喜の瞬間はいかに訪れたのか。
ベルリン在住10年の本人が、豊富な写真や図解、さらに現地で実際に出会った人々の実話を通して、ベルリンの過去と現在を語る。ベルリンが歩んだ数奇な歴史に加え、この街の魅力も紹介する。
日時:7月9日(土) 13:30受付 14:00~15:45
場所:公益法人横須賀三浦教育会館
申し込み:電話046-824-0683 定員100名 入場無料
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JAL - SKYWARD 2011年5月「音楽家のベルリン」

寄稿させていただく機会のあった、JALの機内誌「SKYWARD」の2011年5月号が最近発売になりました。今月初めてベルリン・フィルを指揮する佐渡裕さんが旅人の特集「音楽家のベルリン」。取材コーディネートの他、佐渡さんのロングインタビューに登場するキーワードを解説するコラムを執筆させていただきました。福岡耕造さんによるダイナミックな写真と併せて、お楽しみいただけると幸いです。JALの機内で配布されている他、こちらのサイトより購入できるそうです。
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発掘の散歩術(3) -ベルリンの氷河時代を感じて-

自分の足で歩いてみればすぐにわかることだが、ベルリンは極めて平坦な地形の街である。山らしい山はほとんどない。地図を見ると、プレンツラウアー・ベルク、クロイツベルク、シェーネベルクなど、語尾に「ベルク」(山)が付く地名は、そのような平坦な部分の北側か南側かのどちらかに位置することに気付く。だが、それが何を意味するのかを問う人はどれだけいるだろう。コンクリートの地面の上を歩き、ビルに囲まれた生活を送っている都会人に、それがどういう地盤の上に成り立っているのかなど、問いを向けさせること自体が難しい話だ。
最近、早稲田大学教育学部地歴学科で「ベルリン・ブランデンブルクの氷河地形」の研究をしている山本隆太さん(同大博士課程)に出会ってから、街を歩く時の感じ方が変わった。

その後、現在の気候に向けて温暖化していく過程で、氷は解けていった。氷河の雪解け水が傾斜をつたって谷底に流れて生まれたのが、エルベ川やシュプレー川。いまや細々としたシュプレー川だが、山本さんによると、氷河時代の終わりにはアジアの大河のような大きな流れだったという。その光景を想像しただけで胸が躍るのを感じてしまう。
このような背景を知ると、ベルリン・ブランデンブルクの地形の特徴がすっと頭に入ってくる。ベルリンが沼沢地だったのは、かつて氷河の雪解け水がたまったがゆえに泥っぽいから(この街にいくつもある小さな湖も、解け残った氷の塊から生まれた)。地下を掘ればすぐに水が出てくるのは、ベルリンが谷底にあるため、地下水位が高いからだ。また、丘を構成する土壌は、氷河が運んできた大きな石や泥でごった煮状態になっており、植林地としてしか使えない。そのため、今でも車で走ると地面のデコボコが感じられるという。ブランデンブルクの特徴である松の植林景観は、このような土壌の上に成り立っているのである。
ベルリンの街を歩いていて、なだらかな坂に出会ったら、それは氷河時代に巨大な氷の圧力によって生まれたものと思って、まず間違いない。
山本さんはこう語る。「一見正反対のように見える都市と自然は、実は乖離していないんです。目や耳を澄ませば、ベルリンという大都市の中でも、氷河時代の痕跡をたくさん見つけることができますよ」。
(ドイツニュースダイジェスト 10月8日)
Information
クロイツベルクの丘 (Kreuzberg)
地下鉄U6のメーリングダム駅から徒歩10分、ヴィクトリア公園(Viktoriapark)内にある「クロイツベルク」は、モレーンと呼ばれる土壌の淵にある丘。高さは66メートルあり、頂上の国民記念碑(Nationaldenkmal)からの眺めはすばらしい。
Viktoriapark
住所: Kreuzbergstraße 10965 Berlin
www.berlin.de/orte/sehenswuerdigkeiten/viktoriapark/
旧博物館の前の「迷子石」 (Granitschale im Lustgarten)

Lustgarten
住所:Lustgarten, 10178 Berlin
www.berlin.de/orte/sehenswuerdigkeiten/lustgarten/
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政治を間近に感じる日

8月21、22日の週末、毎年この時期恒例となっているドイツ連邦政府の一般公開が行われました。今年はベルリンの16の省庁がその扉を開き、各省庁との間は無料のシャトルバスが運行。2日間で15万人の市民や観光客が訪れ、特にメルケル首相の仕事場である連邦首相府だけでも、訪問者は3万人を数えたそうです。

まだ一度も訪れたことのない省庁をと思い、私はまずシュプレー川に面した現代的な建築の内務省に行ってみました。ここでは1時間ごとに内部の見学ツアーが開催されていたほか、各ブースでは内務省が普段どういう業務を扱っているのか、現場の職員が訪れた人に直接説明する場面も多く見られました。中庭には食べ物の屋台が並び、特設ステージではトーマス・デメジエール内相が、冬季オリンピックで3度の金メダルを獲得したスピードスケートのグンダ・ニーマン=シュティルネマンや、この夏の陸上欧州選手権で走り幅跳びの金メダリストになったクリスティアン・ライフといったスポーツ選手らと、「ドイツ再統一20年」というテーマでトークショーを行いました。スポーツの振興も内務省の仕事の柱の1つなのだそうです。壁崩壊まで東ドイツでスケートをしていたシュティルネマンさんと、西ドイツ出身で当時まだ5歳だったライフさんですが、一般によく言われる東と西の隔たりというものは、スポーツ界に限って言えばどんどんなくなりつつあるのではないかというポジティブな変化を感じました。

次に訪れたのは、フリードリヒシュトラーセ駅前にある連邦ジャーナリズム局。ここはドイツ内外のジャーナリストがよくお世話になる場所です。中に入るとここでもやはりドイツ再統一20年をテーマにした新聞の展示があり、子どもが楽しめるコーナーも用意されていました。そこを突き抜けて行くと、緑豊かな大きな中庭で人々がくつろいでいる姿が目に入りました。外観からではわからない意外な場所を発見するのも、オープンデーならではの楽しみと言えるかもしれません。


(ドイツニュースダイジェスト 9月10日)
今日、所用で連邦ジャーナリズム局に行く機会があったので、早速この記事をアップしてみたくなりました。
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発掘の散歩術(1) -「キーツ」の原点を訪ねて-

「ベルリンの人々は、それぞれの『キーツ』に住んでいる」という言い方がある。キーツ(Kiez)とは、ある広場や通りを中心にした地域のまとまりのこと。行政上の区域というよりは、社会的な関係性を重視した集合体といえるかもしれない。それぞれのキーツには、カフェや食料店など、日常生活に必要なインフラが揃い、近所同士はゆるやかなコミュニティーでつながっている。一度そのキーツを好きになると、ベルリーナーはなかなかそこを離れようとしない。この言葉が内包するものの中に、ベルリンの生活の心地よさを解く鍵がありそうだ。
もともとキーツとは、「小屋」や「家」を意味するスラブ語を語源とする言葉。中世の時代、それこそベルリンという都市が産声を上げる以前から、城の近くに位置し、川に面した漁村を指して呼んでいたらしい。
そんな本来の意味でのキーツが残っている場所があるという。6月のある日、ベルリンのズートクロイツ駅から電車で南に約15分、ブランデンブルク州のルートヴィヒスフェルデ(Ludwigsfelde)という街にやって来た。美しい新緑の季節、乗客の8割以上が地元の小学生というわいわい賑やかなバスに揺られ、いくつかの湖や集落が眼下を過ぎ、やがてグレーベン(Gröben)という村に到着した。19世紀の作家フォンターネが賞賛したかわいらしい教会を過ぎ、5分も歩くともう村の外れに出てしまう。草やわらのにおいが漂ってくる一本道を進むと、草原の中に浮かぶ島のような、さらに小さな集落が見えてきた。その名もキーツ(Kietz)。

現在普通に使うキーツとは一文字綴りが違うが、「キーツ」がそのまま地名として残っている例は珍しい。“Am Kietz”という通りの外れに、探していたものがとうとう目に入った。木やわらなどで作られた簡素で素朴な家屋がいくつか並んでいる。小さな沼のたもとには、古い木の小舟が静かに佇んでいた。博物館的な保存の仕方とは違い、小屋は現在も物置などに使われているようで、当時のKietzの人々の暮らしぶりが静かに伝わってきた。

古い地図を見ると、Kietzの近くにはかつて城の土塁が築かれ、今はもうないヌーテ川の支流が流れていたことがわかる。小さな川を糧に漁業を営み、家畜に水をやり、ささやかな生活を送っていた人々の姿を想像するのは、それほど難しいことではなかった。パリやロンドンがすでに大きな都だった頃、シュプレー川という中規模の河岸に生まれたベルリンの、原風景にどこかつながるものがそこにあった。
大都市にもかかわらず、ベルリンが今でもどこか田舎の気質を備えているのは、人々がキーツという小さな村への愛着が強いゆえからか。この大都会の海の中で、お気に入りの「キーツ」を見つけることは、ベルリンを楽しむ1つの秘訣と言えるかもしれない。
(ドイツニュースダイジェスト 8月6日)
先週から、ドイツニュースダイジェスト紙で新しい連載が始まりました。タイトルは、「ベルリン 発掘の散歩術」。ひとつの町に何年も住んでいると、どうしても決まった場所を行き来するだけになりがちです。間もなくベルリン在住10年になる私ですが、これからも未知の場所に足を踏み入れ、新しいものや、そこに隠された何かを発掘していきたいという思いから、このタイトルにさせていただきました。
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『素顔のベルリン』が大学の教科書に
このブログを通じて知り合った徳島大学の総合科学部助教の弘田陽介さんが、今年度の新しい授業「人間と生命 / 記憶の場の教育学 記憶の都市/都市の記憶 ベルリン」にて拙著『素顔のベルリン』を教科書として使ってくださることになりました。とてもうれしいことだったので、ここに紹介させていただきます(以下は授業シラバスより)。
人間と生命 / 記憶の場の教育学 記憶の都市/都市の記憶 ベルリン
Humanity and Life / The Pedagogical Thought on Berlin --Approach to the City with Merories
助教・弘田 陽介 2単位 火(9・10) 全
授業の目的
ベルリンの壁崩壊・ドイツ統一から約20年,ヨーロッパの「工事現場」と呼ばれ続け,変貌めざましいベルリン.この都市にはまさにドイツのみならず世界史の記憶が塗り込められている.また近年,そのような「都市の記憶」を呼び覚ますような場も多く設営されている.そのような記憶の場によって伝えられていくもの,教育されていくものを,その場に即して具体的に,そして思想史として読み解くことをこの講義の目的とする.
授業の概要
ベルリンについての詳細で最新のガイドブック(『素顔のベルリン∼過去と未来が交錯する12のエリアガイド∼』)と,NHK教育で放映されたドイツ語番組『ベルリン再発見!』を中心に,様々な関連文献(日本語およびドイツ語)を読んでいく.ベルリンについての概要・歴史といった情報はもちろんのこと,近年研究が進められている「記憶の場」論についての文献を紹介することで,その場所に込められた意味の多層性を受け取っていく. 加えて,ドイツにおける歴史教育や平和教育などの試みも紹介し,日本におけるそれとの比較を通して,歴史をどのように伝えていくのかについての考察を深めていきたい.
キーワード
記憶の場,ベルリン,歴史教育,都市の教育学
受講者へのメッセージ
講義形式の授業ですが,皆さんと関心を共有するために,授業内でいくつかの探索・調査などを一緒に行ってもらいます.
到達目標
1.都市と記憶についての理論を丁寧に読解しながら,その理解をベルリンという具体的な場所に照らして確認いくこと,そして,そのような研究方法を通して,私たちが生きている都市を新たな目で解釈していくことを目標とする.
授業の計画
1.導入 ベルリンという場所
2.記憶の場の教育学という概念について
3.ベルリンの歴史 近代
4.ベルリンの歴史 第二次世界大戦まで
5.ベルリンの歴史 冷戦
6.ベルリンの歴史 冷戦以後
7.ベルリンにおける複数の生活の場
8.ベルリンの現状 オスタルギーについて
9.ベルリンの中の日本
10.ドイツの歴史教育
11.建築・デザインの教育学
12.音楽・芸術の教育学
13.レポートの書き方
14.まとめ
15.レポートの発表と提出
16.総括授業
成績評価の方法
小発表など授業への取り組みを評価(60点).学期末レポート(40点).
再試験の有無
無
教科書
中村真人著 『地球の歩き方 GEM STONE 037 素顔のベルリン∼過去と未来が交錯する12のエリアガイド∼』
弘田先生とは、「このブログとも連携して、よりインタラクティヴな授業にできたら」ということを話しています。また、龍谷大学文学部哲学科教育学専攻でも、同様の方向性のドイツ語講読を行うそうです。
私にとってはまったく未知のことですが、かれこれ5年近く続けてきたこのブログは私にとっても大きな「学びの場」になっているので、弘田先生の授業と連携して何ができるか、とても楽しみにしているところです。
(追記)
私が早とちりをしてしまいまして、その後弘田先生からいただいたメールによると、この授業は4月開講ではなく、後期(10月から)に行われるそうです。
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人間と生命 / 記憶の場の教育学 記憶の都市/都市の記憶 ベルリン
Humanity and Life / The Pedagogical Thought on Berlin --Approach to the City with Merories
助教・弘田 陽介 2単位 火(9・10) 全
授業の目的
ベルリンの壁崩壊・ドイツ統一から約20年,ヨーロッパの「工事現場」と呼ばれ続け,変貌めざましいベルリン.この都市にはまさにドイツのみならず世界史の記憶が塗り込められている.また近年,そのような「都市の記憶」を呼び覚ますような場も多く設営されている.そのような記憶の場によって伝えられていくもの,教育されていくものを,その場に即して具体的に,そして思想史として読み解くことをこの講義の目的とする.
授業の概要
ベルリンについての詳細で最新のガイドブック(『素顔のベルリン∼過去と未来が交錯する12のエリアガイド∼』)と,NHK教育で放映されたドイツ語番組『ベルリン再発見!』を中心に,様々な関連文献(日本語およびドイツ語)を読んでいく.ベルリンについての概要・歴史といった情報はもちろんのこと,近年研究が進められている「記憶の場」論についての文献を紹介することで,その場所に込められた意味の多層性を受け取っていく. 加えて,ドイツにおける歴史教育や平和教育などの試みも紹介し,日本におけるそれとの比較を通して,歴史をどのように伝えていくのかについての考察を深めていきたい.
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記憶の場,ベルリン,歴史教育,都市の教育学
受講者へのメッセージ
講義形式の授業ですが,皆さんと関心を共有するために,授業内でいくつかの探索・調査などを一緒に行ってもらいます.
到達目標
1.都市と記憶についての理論を丁寧に読解しながら,その理解をベルリンという具体的な場所に照らして確認いくこと,そして,そのような研究方法を通して,私たちが生きている都市を新たな目で解釈していくことを目標とする.
授業の計画
1.導入 ベルリンという場所
2.記憶の場の教育学という概念について
3.ベルリンの歴史 近代
4.ベルリンの歴史 第二次世界大戦まで
5.ベルリンの歴史 冷戦
6.ベルリンの歴史 冷戦以後
7.ベルリンにおける複数の生活の場
8.ベルリンの現状 オスタルギーについて
9.ベルリンの中の日本
10.ドイツの歴史教育
11.建築・デザインの教育学
12.音楽・芸術の教育学
13.レポートの書き方
14.まとめ
15.レポートの発表と提出
16.総括授業
成績評価の方法
小発表など授業への取り組みを評価(60点).学期末レポート(40点).
再試験の有無
無
教科書
中村真人著 『地球の歩き方 GEM STONE 037 素顔のベルリン∼過去と未来が交錯する12のエリアガイド∼』
弘田先生とは、「このブログとも連携して、よりインタラクティヴな授業にできたら」ということを話しています。また、龍谷大学文学部哲学科教育学専攻でも、同様の方向性のドイツ語講読を行うそうです。
私にとってはまったく未知のことですが、かれこれ5年近く続けてきたこのブログは私にとっても大きな「学びの場」になっているので、弘田先生の授業と連携して何ができるか、とても楽しみにしているところです。
(追記)
私が早とちりをしてしまいまして、その後弘田先生からいただいたメールによると、この授業は4月開講ではなく、後期(10月から)に行われるそうです。
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ベルリン氷雪模様(2)








関連記事(4年前はこうでした):
中央駅のいま(12) 「この10ヶ月、こう変わってきた」 (2006-05-20)
(つづく)
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ベルリン・ブランデンブルク空港のいま

昨年12月、シェーネフェルトに2011年10月末開港予定の新空港の正式名称が、「ベルリン・ブランデンブルク空港」(Berlin Brandenburg Airport)に決まり、さらに愛称として元西ドイツ首相ヴィリー・ブラントの名前が冠せられることになりました。現在は“BBI”の略称が用いられていますが、開港後の空港コードは、シンプルに“BER”となることが見込まれています。
ところで、現在行われているヨーロッパの空港工事の中でも最大と言われるこの新空港の工事現場を、きれいに見渡せるスポットがあるのをご存知でしょうか?先日、その「BBIインフォタワー」に足を運んできました。

Sバーン46号線の終点に近いグリューナウ(Grünau)駅で降り、263番バスに乗ります。この路線、平日は1時間に1本(毎時14分)しか出ていないので、ベルリン交通局(BVG)のHPで事前に調べてから行かれることをお薦めします。バスが住宅地を通り過ぎて森の中に入り、いったいどこまで行くのだろうと不安になり始めた頃、視界が開けて遠くに巨大なクレーンが見えてきます。終点のBBI-Infotowerで降りると、そこは完全に人里離れた場所。特異にねじれた形のインフォタワー以外には何もありません(帰りのバスの時間をチェックするのもお忘れなく)。

入り口で入場料2ユーロを払って、らせん階段かエレベーターで上ります。32メートルの塔のてっぺんからは、一面雪に覆われた銀世界のすばらしい眺望が楽しめました。塔内に展示されている空港の設計図を頭に入れて眺めると、サッカー場2000個分と言われる広大な敷地にこれから建つ予定のものをより具体的にイメージできるでしょう。クレーンがいくつもそびえる一番大きな工事現場は旅客ターミナル。今年前半には上棟式が行われる段階まで進みます。展望台に設置された双眼鏡らしきものを覗いてみると、そこには見た先の未来映像が広がっていました。タワーの入り口ホールには完成後のシミュレーション映像が流れ、中央駅から電車で空港の地下へ到着し、荷物チェックを受けるところまで想像できました。私が夢見たのは、将来ここから日本への直行便が飛んで、ベルリンとの距離が縮まることです。

素人目には、果たしてこのペースで来年の秋までに完成するのだろうかとも思いましたが、一度はここに来られることをお薦めします。天気の良い日にはテレビ塔方面まで望めるそうですし、何よりベルリンの未来予想図がリアルに感じられるはずです。
(ドイツニュースダイジェスト 2月19日)
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久々の引っ越し
しばらくご無沙汰していました。この10日間は、久々の引っ越しでとても慌ただしく、ネットにもほとんどつなげない日々が続いていました(メールのお返事も滞りがちになってしまい、すみません!)
何しろ6年半ぶりの引っ越しだったので、荷物の梱包から不要となった家具の解体、そして運び出しと予想以上に大変でした。自分でもイヤになったのが、この間にたまった本を中心とした紙類の多さ。必要な本などはしょうがないのですが(ということにしておこう)、例えばコンサートなどのプログラム類など、なかなか扱いに困ります。また、オーケストラやオペラ座の年間プログラムとか、ただでさえ大判でかさばるものが、5年も6年も経つと結構な量になります。ベルリン・フィルが2ヶ月おきに出しているマガジン(最近有料になりましたね)は2002年から毎号取ってあるのですが、これも相当な分量に・・・。「ゆっくり読み直すことはあるのかあ」と思いつつ、資料にもなるしで結局捨てられず新居に運んで来ました。
今回ラッキーだったのが、秋から日本に赴任する友人のMさん夫妻のアパートを引き継ぐことができたことです。引っ越しに関わる面倒な手続きも最小限で済み、また家具をいくつも譲っていただき、大変ありがたかったです。しかも、引っ越しの日には、Mさんのお父さんが手伝いに来てくださり(年金生活者だというのに信じられないぐらいエネルギッシュな方でびっくり!)、韓国人の友人Y君も荷物運びを手伝ってくれるわで、本当にいろいろな方々に感謝するばかりです。
ともかく、6年半住んだクロイツベルクを離れ、旧西側のヴィルマースドルフという地区に越してきました。住み始める前は「普通の住宅街」というか、何もなさそうな印象だったのですが、決してそんなことはありません。これから新しいエリアを開拓するのも楽しみです。
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何しろ6年半ぶりの引っ越しだったので、荷物の梱包から不要となった家具の解体、そして運び出しと予想以上に大変でした。自分でもイヤになったのが、この間にたまった本を中心とした紙類の多さ。必要な本などはしょうがないのですが(ということにしておこう)、例えばコンサートなどのプログラム類など、なかなか扱いに困ります。また、オーケストラやオペラ座の年間プログラムとか、ただでさえ大判でかさばるものが、5年も6年も経つと結構な量になります。ベルリン・フィルが2ヶ月おきに出しているマガジン(最近有料になりましたね)は2002年から毎号取ってあるのですが、これも相当な分量に・・・。「ゆっくり読み直すことはあるのかあ」と思いつつ、資料にもなるしで結局捨てられず新居に運んで来ました。
今回ラッキーだったのが、秋から日本に赴任する友人のMさん夫妻のアパートを引き継ぐことができたことです。引っ越しに関わる面倒な手続きも最小限で済み、また家具をいくつも譲っていただき、大変ありがたかったです。しかも、引っ越しの日には、Mさんのお父さんが手伝いに来てくださり(年金生活者だというのに信じられないぐらいエネルギッシュな方でびっくり!)、韓国人の友人Y君も荷物運びを手伝ってくれるわで、本当にいろいろな方々に感謝するばかりです。
ともかく、6年半住んだクロイツベルクを離れ、旧西側のヴィルマースドルフという地区に越してきました。住み始める前は「普通の住宅街」というか、何もなさそうな印象だったのですが、決してそんなことはありません。これから新しいエリアを開拓するのも楽しみです。
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