ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005


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中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。


ベルリンガイドブック
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現在のトップ画像は、ベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナル作品です(詳しくはこちらより)

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カテゴリ:ベルリン文化生活( 74 )

ボーデ博物館の修復工事終了!(1)

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先週の月曜日、5年半に及ぶボーデ博物館の修復工事がついに終わり、先週末一般公開されました。ボーデ博物館とは、ベルリンの博物館島(Museumsinsel)の一番北側に位置する写真の博物館のことです。第2次世界大戦で甚大な被害を被り、長らく閉鎖されていました(この写真は10月に撮影したもの)。

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3日間に及ぶ、無料の一般公開は大盛況。私は最終日の日曜日の午後に観に行きましたが、ご覧の通り長い行列ができていました。戦後60年目にしての完全修復、ということで、ベルリンの人々にとっては特別の意味合いがあるのかもしれません(後方に写っているのは、ペルガモン博物館)。

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長い行列から開放され、ようやく中に入ってみると、あれれ・・
そうです。修復作業は終わりましたが、彫刻やビザンティン美術が中心の博物館として再オープンするのは、2006年の夏から。まだ展示物は置かれておらず、内部はご覧の通り空っぽの状態なのです。とはいえこれは、歴史ある博物館の内部をじっくり観察できる貴重な機会でした。

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ボーデ博物館の歴史や修復作業の過程を解説したパネルを熱心に眺める人たち。観光客はほぼ皆無で、ほとんどが地元の人々という感じでした。

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圧巻は博物館の南側にある、Kleine Kuppelhalleと呼ばれるドーム状の部屋。何もかもが真っ白です。その鮮やかさには本当に圧倒されました。

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多くの人々がこの前で立ち止まり、感嘆の声を上げていたのも、当然と言うべきでしょう。

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by berlinHbf | 2005-12-06 02:22 | ベルリン文化生活 | Comments(7)

ベルリンの12月の公演見どころ

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コンツェルトハウス前にて(12月2日)

早いもので今年もあと残り1ヶ月。先月はサボッてしまったが、12月のベルリンの公演の見どころをざっとご紹介してみたい。

●11月のアジア・ツアーを無事終えたベルリン・フィルが、フィルハーモニーに帰って来た。今月は小澤征爾、ヤンソンス、バレンボイム、ラトルというビックネームがほぼ週替わりで登場する他、古楽器界の指揮者兼リコーダー奏者のジョヴァンニ・アントニオーニが、バロック音楽中心のクリスマスらしいプログラムで彩を添える。こちらもおすすめ。私は今月第一弾の小澤征爾を昨日聴くことができたが、がっちりと求心力のあるベートーヴェンの第7交響曲が本当にすばらしかった。

●日本ではベートーヴェンの「第9」一色となる12月。だが、やはりあれは日本だけの現象のようで、ベルリンで第9のコンサートはあまり見かけない。代わりにこの時期頻繁に演奏されるのが、バッハの「クリスマス・オラトリオ」とヘンデルの「メサイア」あたりだろうか。古楽器界の第一人者、ガーディナーが手兵イングリッシュ・バロック・ソロイスツ&モンテヴェルディ合唱団を率いて、バッハのクリスマスに因んだカンタータと「マニフィカト」というプログラムでコンツェルトハウスに客演するが(14日)、それはこの中でも大きな聴きもののひとつだろう。

●オペラの注目は、何といってもリンデン・オーパー(州立歌劇場)のムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」。大作ゆえ、ベルリンでも生で接する機会はめったにないだけに、音楽監督バレンボイム指揮のプレミエとくれば、期待はますます高まる。演出のDmitri Tcherniakovについては私は何も知らないが、すでにロシアでは重要な演劇の賞を何回も受賞している人だという。西側での演出はこれが初めてとのこと。毎年12月になるとドイツの歌劇場のあちこちで上演されるのが、「魔笛」、「くるみ割り人形」、そして「ヘンゼルとグレーテル」。おめかしした子供たちが親の手に引かれて、方々から聴きにやって来る。

●第9やシュトラウス一家のワルツといった、この時期の「定番」はもう聴き飽きたという方におすすめしたいのが、コミッシェ・オーパーの年末年始コンサート(29日と1日)。"Tänze(ダンス), Töne(音) und Träume(夢) aus dem russischen Kino"と題して、ショスタコーヴィッチ、ドゥナエフスキー、ハチャトゥリャンらが作曲したロシアの映画音楽を、音楽監督ペトレンコ指揮のオーケストラが奏でるというもの。ちょっと趣向が変わっていて、私は心惹かれるものを感じる。もちろん、大晦日のコンサートのひとつの代名詞である、ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートは例年通り日本でも衛星で生中継されるはずだ。今回は、来年のモーツァルト生誕250周年に合わせての、オール・モーツァルトプログラム。

●今年の夏から毎月興味深い出し物を提供している、Berliner Festspiele主催のspielzeiteuropaという演劇のプログラム。今月はなんと、かの「四谷怪談」がベルリンにお目見えする。演出はオペラ演出家としても知られるヨッシ・ヴィーラー、プロデュースは日本のTheater Xという日独共作。先日もらった宣伝を兼ねたパンフレットには、作家の多和田葉子と島田雅彦の解説文が掲載されていた。8月に日本で行われた初演の評判がかなりいいようなので、生で接することができるのが今からとても楽しみだ(8日から11日まで)。

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by berlinHbf | 2005-12-05 00:46 | ベルリン文化生活 | Comments(13)

ベルリンの10月の公演見どころ

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ベルリン州立歌劇場正面より

私が購読しているBerliner Zeitungという新聞には、毎月最後の金曜日に、翌月の主要なホールや劇場の公演一覧表(Spielplan der Berliner Buehnen)が折り込まれる。より詳細な情報誌となると、日本の「ぴあ」にあたる、"Zitty"と"Tip"を外すことはできないが(これらはまた別の機会にご紹介したい)、その月のベルリンのカルチャー・シーンを概観するのに、私はこの紙面を重宝している。ここにご紹介するのは、ベルリンに数ある劇場やオーケストラのごく一部の公演に過ぎないが、10月の見どころ聴きどころをざっと見てみることにしよう。

●まずはフィルハーモニー。今月ベルリンフィルに客演指揮者として登場するのは、アーノンクール、ジンマン、マッケラスの3人。私の一押しはオーストラリア生まれの指揮者、チャールズ・マッケラスの公演。昨年1月、マッケラスは78歳という高齢でベルリンフィルにデビューしたのだが、それがとてもすばらしく、すぐに再演の依頼の声がかかったという。今回は、ワーグナー、ドボルザーク、ディーリアス、エルガーのカラフルな演目が並ぶ。切符はまだ余裕がある模様。また、27日と29日には、ラトルが指揮し、ドミンゴが歌う、ワーグナーの「ワルキューレ」第1幕がメインのコンサートがあるが、これは逆に今月最もチケットが取りにくいコンサートだろう。その隣の室内楽ホールでは、ピエール・ブーレーズの80歳のバースデー公演というのがある(22日)。ラトルが指揮、ブーレーズ自身が音響監督を務め、ベルリンフィルとアンサンブル・アンテルコンテンポランのメンバーで、ブーレーズの「レポン」を演奏する。現代音楽にあまり興味がなくても、ちょっと興味をそそられる公演だ。その他、11日にはNHK交響楽団が登場する。新しい音楽監督のアシュケナージの棒のもと、ベルリンの聴衆を惹きつけることができるか。

●ベルリンにはオペラ劇場だけで3つもあるので、見どころを絞るのが難しい。これはその中のごく一部。先日プレミエになったばかりの、コミッシュ・オーパー(Komische Oper)の「蝶々婦人」は、Calixto Bieitoのスキャンダラスな演出が大きな話題になっているが、一見の価値はあると思う。日本の異国情緒なんてものは一切出てこなく、「富と貧富の衝突」というのがBieitoの演出のテーマとなっている。私は先週観た。最後の終わり方が、このオペラの通常の演出とはあまりに異なるため、正直「ここまでやっていいのか?」とも思ったが、これはこれで今という時代を確かに表していると思った。同じくBieito演出の「後宮からの逃走(モーツァルト)」は、ここで紹介すべきか、すべきでないか。オペラとは「高級で上品なもの」だとなんとなく思っている人が、いきなりこの舞台を観たら、びっくりするどころではないだろう。州立歌劇場(Staatsoper)では、ヴェルディの名作「オテロ」が久々に上演される。ミヒャエル・ギーレンが指揮する「運命の力」も期待大。また、「イェヌーファ」(30日。コミッシェ・オーパー)と「カーチャ・カバノヴァ」(6日。州立歌劇場)というヤナーチェクの2つの名作オペラの再演も、観て損はない舞台だと思う。

●演劇では、フォルクスビューネ(Volksbuehne)の「罪と罰」、ドイツ座(Deutsches Theater)の「ファウスト 第2部」という2つの新作・大作が大きな話題を集めるのは間違いない。前者は鬼才フランク・カストルフの「悪霊」に続く、ドストエフスキー第2作目。今回は作品が作品だけに、上演時間も相当長いものになりそうだ。ドイツ座は来年の日本公演が予定されている(こちらを参照)。ちなみに、「ファウスト」を演出するミヒャエル・タールハイマーは、先ほどの「カーチャ・カバノヴァ」の演出も手がけている。こういうジャンルを超えた共同作業も、こちらでは比較的よく見かける。

フォルクスビューネのパンフレットを見ていて、ふと気付いたのだが、何気にあの坂本龍一がベルリンのこの劇場で公演を行う(15日)。東独のケムニッツ出身のCarsten Nicolaiというアーティストとのコラボレーションだという。どういう公演になるのか、こちらも楽しみだ。

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by berlinHbf | 2005-10-03 19:19 | ベルリン文化生活 | Comments(7)

Einstein on the Beach

「海辺のカフカ」みたいなタイトルだが、昨夜観たフィリップ・グラスとロバート・ウィルソンによる現代オペラの題名。一緒に観た友達によると、「伝説的なコンビによる伝説的な作品」とのことだが、私は実は知らなかった。初演は1976年、アメリカにて。今年はアインシュタインが相対性理論を発表してから100年という、「アインシュタイン・イヤー」のため、それに合わせた新演出のようだ。

20時から始まって、休憩なしの4時間はきつかったが、最後まで観る価値はあった。
オペラといっても伝統的なオペラとは似て非なるものである。アレクサンダー広場から程近い、東の教会での上演だったのだが、椅子は取り払われ、客席と舞台との境界は全くない。聴き手は上演中も自由に場所を変えながら、適当なところに座るか、立って聴くことになる。ビールを飲みながらでもいいし(私)、仰向けになってぼーっと聴いている人もいた。コスチュームをまとった約10人の男女が、数箇所に設置された吊り上げ式のモニターに映る暗号のような楽譜と指揮者の映像に合わせて、歌ったり踊ったり、これも頻繁に場所を変える。時折アインシュタインの引用文が読み上げられる。フィリップ・グラスのミニマル音楽は今聴いても十分に鮮烈。クールではあるのだが、高揚感もあり、音のシャワーを浴びているかのような気持ちよさ。舞台は最後、宗教の秘蹟のようなものが始まって、女性の一人が空中に吊り上げられていく。多分にユートピア的な作品だった。お客さんの年齢層は意外と高く、それでも途中で帰る人はほとんどいなかったように思う。

コンサートや舞台の感想は、しっかり書こうとすると途中で挫折する恐れがあるので、よっぽどよかったもの以外は簡潔に記そうと思います。

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by berlinHbf | 2005-08-02 14:21 | ベルリン文化生活 | Comments(2)

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