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ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005


by berlinHbf


中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。


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  • 『カズ語録』(PHP文庫)のご紹介
    [ 2012-04-25 22:43 ]
  • NHKサンデースポーツ「ベルリンの奇跡」(8/14放映)
    [ 2011-08-13 16:44 ]
  • 今夜準決勝!変わりゆくドイツ代表チーム
    [ 2010-07-07 17:12 ]
  • 日本敗戦翌朝、近所の花屋にて
    [ 2010-06-30 23:57 ]
  • イングランド戦直後のツォー駅前とヴァルトビューネ
    [ 2010-06-28 17:24 ]
  • 日本代表のワールドカップアウェー初勝利!
    [ 2010-06-14 23:24 ]
  • WM2010開幕
    [ 2010-06-12 23:48 ]
  • がんばれ、寺田周平!
    [ 2008-11-18 22:20 ]
  • ユーロ2008 フィナーレ!そして大会を振り返って
    [ 2008-07-01 03:00 ]
  • ユーロ2008 今夜決勝戦!
    [ 2008-06-29 18:18 ]

『カズ語録』(PHP文庫)のご紹介


宣伝や案内が続き恐縮ですが、もう1冊紹介させてください。PHP研究所に勤める真ん中の弟の悠志が企画・編集した文庫本『カズ語録』が最近出版されました。その名の通り、今も現役でプレーを続けるキングこと三浦知良選手のこれまでの語録を集めた本です。今思い出すと、Jリーグが開幕した時代から、弟の部屋にはカズ選手の本が何冊かあったことを記憶しているので、彼の中で長いこと温めていた企画だったのではないかと思います。

巻頭にカズさんの特別寄稿がありますが、これは今年1月、故・松田直樹選手のメモリアルゲームが行われたあと、カズさんがスタジアムから都内へ移動する車中でおこなわれたインタビューが元になっているそうです。弟はこの日カズさんと初対面。「どうぞ、何でも聞いてください」と言うカズさんを前にして、一つトラブルが。事前に練りに練って考えた質問原稿が車内の暗闇で全く読めず(笑)、 緊張のため質問は頭からすっかり飛んでしまったとか。それでも、カズさんはそんな弟の緊張をほぐすかのように終始にこやかに答えてくれた・・・なんて話を後から聞きました。

そんな『カズ語録』の中から、個人的に印象に残った一言。
ヒデは芸術家で、僕は職人なんです。
芸術家は理想とするものがなくなったらすぐやめちゃう。
でも職人はずーっとつくり続ける。

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by berlinHbf | 2012-04-25 22:43 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(2)

NHKサンデースポーツ「ベルリンの奇跡」(8/14放映)

リサーチという形で協力させていただいたNHKサンデースポーツの特集「ベルリンの奇跡」が明日14日の22時より放映されるので、ここでご案内したいと思います。

「ベルリンの奇跡」というのは、1936年夏のベルリン・オリンピックで五輪のサッカーには初出場の日本代表が、優勝候補だったスウェーデンに3対2で奇跡的な逆転勝利を収めた試合のこと。日本代表の現キャプテン長谷部誠選手が、75年前に試合が行われた跡地を訪ね、日本代表チームの原点を形作ったともいえる先達たちの歩みに思いを馳せます。

準備期間が比較的短い中でしたが、とても印象に残る仕事でした。それは、今をときめく長谷部選手とロケ中お話できたことはもちろん、リサーチしていく過程でいい出会いに恵まれたからです。日本対スウェーデンの試合が行われたヴェディング地区のヘルタ・プラッツというスタジアム(ヘルタ・ベルリンのかつての本拠地)は、70年代にすでに取り壊されて、現在は安普請の集合アパートが建っています。敷地内にはどこか奇妙なモニュメントが並ぶのみで、かつてここにスタジアムがあったことを示すプレートさえありません。初めてここにを見に来た時、あまりの見栄えのなさに、「せっかく長谷部さんがここに来ても、ちゃんとした番組になるのかなあ…」と少々不安になりました。しかし、道路を隔てた反対側に、ヘルタ・プラッツとは一見何の関係もなさそうな地元のアマチュアサッカーチームのグラウンドが目に入り、そのチームのHPを出発点に歴史の糸をただっていくと、それがびっくりするぐらいにつながっていき、最終的には「ベルリンの奇跡」の貴重な語り部が見つかったのでした。この時のうれしさは忘れられません。

終戦記念日にもふさわしい特集が出来上がっているのではないかと思います。日曜日22時からのサンデースポーツ、よかったらぜひご覧ください!

7月末、ベルリン・オリンピアシュタディオン前にて

【日本サッカーが築き上げてきたもの】(NHKサンデースポーツのHPより)
特集はサッカーの「ベルリンの奇跡」です。1936年のベルリン五輪で、サッカー日本代表は下馬評をくつがえす勝利で当時の人々を驚かせました。戦争で選手たちはちりぢりになっていきますが、”奇跡”をもたらした「パスサッカー」の精神は脈々と受け継がれていきます。日本代表の現主将・長谷部誠選手とその軌跡をたどります。

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by berlinHbf | 2011-08-13 16:44 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(5)

今夜準決勝!変わりゆくドイツ代表チーム

先週土曜日、アルゼンチン戦後のクーダムの様子。試合が終わってから2時間近く経っていたので、ほとぼりはやや冷めていたものの、大通り全体は興奮状態にあった。やはり対アルゼンチンだった4年前の準々決勝の後、クーダムのほぼ端から端まで歩いた時のことが脳裏に蘇ってきた。

関連記事:
ドイツが準決勝進出! (2006-07-01)

それにしても、あのアルゼンチンを相手に4点差でドイツが勝つなんて、誰が予想しただろう。あの強さには本当にびっくりした。

ブブゼラを吹く子供たち。非ドイツ系の人たちも結構見かけたのが印象的だった。

ドイツ代表チームを取り巻く環境も変わってきたものだと思う。2002年の日韓大会、ドイツが韓国に勝って決勝進出を決めた時、私はやはりクーダムにいたが、あの時のドイツ人(男の割合がずっと高かった)の熱狂ぶりには圧倒されると同時に、ちょっと恐い空気を感じていた。それが2006年、老若男女問わずにサッカーに熱狂する「真夏のメルヘン」があり、車や自宅の窓にドイツ国旗を掲げることを厭わなくなった。あの年、ドイツの人々は、自らの負の歴史と結び付いた呪縛をどこかで解き放ったような気がしてならない。

Stern誌の今週号。「移民の子供たちがワールドカップのチームをいかに奮い立たせるか。ドイツにとって1つのモデル」が表題

そして、2010年のドイツ代表チームは、ÖzilやKhediraといった見た目も名前の響きも「ゲルマン」でない素性の若手選手がチームの中核で活躍するようになった(そういえば、日本のマスコミも最近はあまり「ゲルマン魂」という表現を使わなくなった)。クロイツベルクのトルコ人も、Mesut Özilに対しては親近感を持って応援しているそうだし、移民統合が遅れるドイツにおいて、彼は社会的にも期待の星である。

ドイツがワールドカップに最後に優勝して今年で20年、ドイツが再統一して20年、私がベルリンに来て10年、とこれはどうでもいいが、何となくドイツが再び優勝する番が回ってきた気がする。「移民」の1人として、私も今夜はドイツを応援しようと思う。

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by berlinHbf | 2010-07-07 17:12 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(11)

日本敗戦翌朝、近所の花屋にて

●昨日の日本対パラグアイ戦、本当に残念だった。この試合は、知人宅で何人かと観戦していたのだが、PK戦が終わってから、しばらく呆然といろいろな気持ちが混じり合っていた。持てる力を振り絞って最後まで戦い抜いた代表の選手を心から讃えたい気分がまずあったけれど、その一方で、(デンマーク戦での快勝の印象が強かったせいもあって)もう少し日本が攻める場面、決勝トーナメントにふさわしい見所のもう少し多い試合を見たかったなあという物足りなさが残ったのも事実。

●後者の思いは、試合終了後、テレビの画面がおなじみの解説者ギュンター・ネッツァーに切り替わってから一気に増長されることになる。「私は確信を持って言いますが、今回のワールドカップで一番退屈な試合でした」。若干ニュアンスは違うかもしれないが、このかつての西ドイツの名選手はこんなようなことを公共放送の場で冒頭立て続けに言い放った。くやしいし腹立たしくもあるが、そういう見方があることは否定できない。今の日本の実力では、あれがベストの戦い方だったにしても。選手は本当にがんばった。でも、今そのことで盛り上がっているのは日本においてだけだろう。そんな気分にもなってしまった。

●ところで、昨日の不在中、日本からの小包が届けられていたようで、不在通知がポストに入っていた。預かり先が「花屋」となっていたので、今朝同じアパートの1階にある花屋さんに荷物を取りに行ってみると、ベトナム人の店のお兄さんが、「昨日は本当に惜しかったねえ。日本は先に進むべきだった。僕はアジアの代表だと思って応援していたんだよ」と言って、笑顔で私の肩をたたいてくれた。ただそれだけのことなのだが、心に残る出来事だった。ベトナムのサッカーファンは、自国の代表がワールドカップで戦うのは(少なくとも現時点では)夢を見ることでしかできない。日本チームを応援し、夢を託していたのは日本人だけのような錯覚に陥りかけていたのだが、そんなことは決してなかった。日本代表チームは、このワールドカップで、世界の人々に何かを残してくれたのだと信じたい。

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by berlinHbf | 2010-06-30 23:57 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(2)

イングランド戦直後のツォー駅前とヴァルトビューネ

昨日のドイツ対イングランド戦終了直後、ツォー駅の地下鉄U9のホームから地上に上がって行くと、もうすっかり始まっていました。あちこちからけたたましい叫び声が聞こえてきます。

この天気、しかも宿命イングランド相手の圧勝とあっては、気分が高まるのもまあ無理はないのでしょうね。

このクーダム周辺やプレンツラウアー・ベルクのシェーンハウザー・アレーなどで、車やバス、トラムなどがしばらく麻痺状態になったそうです。

建設中のツォーフェンスターの壁には、怪我でワールドカップをふいにしたミヒャエル・バラックを起用した広告がでかでかと。なんとも意味深な表情。そのバラックも、昨日の試合後、ナショナルチームに向けて祝福のビデオメッセージを送っていました。

その後、ツォー駅からシュパンダウ行きのSバーンに乗って、約20分。

毎年この時期の恒例、ヴァルトビューネでのベルリン・フィルのコンサートを聴いてきました。開演40分前に会場に着いたものの、2人分の席を探すのに苦労しました。昨年は珍しく雨の中のコンサートでしたが、この日曜は雲ひとつない快晴。ここでも皆さん上機嫌。「Nacht der Liebe(愛の夜)」と題した今年のコンサートは、主役のソプラノ、ルネ・フレミングが、ドヴォルザーク、スメタナ、プッチーニなどの美しいアリアを歌い上げました。特にシュトラウスの「カプリッチョ」の終幕とコルンゴルトの「死の都」からの歌は素敵でした(もう少し有名曲を入れてもよかったのではとも思ったりしましたが)。逆に、ワーグナーの「リエンツィ」序曲や、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」などのオーケストラ曲では、指揮者(イオン・マリン)の恣意的なテンポの動かし方がかなり気になってしまいました。

とはいえ、やはり楽しいヴァルトビューネのコンサート。最後にお決まりのアンコール「ベルリンの風」が終わると、どこからか「ぶお〜」という最近テレビでよく耳にする音が聞こえてきます。「あれ?」と思って双眼鏡で舞台の方に目をこらすと、ベルリン・フィルの金管奏者たちが、一斉にブブゼラを吹いていたのでした(笑)。

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by berlinHbf | 2010-06-28 17:24 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(11)

日本代表のワールドカップアウェー初勝利!

●WM4日目、日本はカメルーンとの初戦で、アウェーでのワールドカップ初勝利という見事な結果を収めた。本当にうれしい。

●今日は、この試合を最初から最後まで見て、そしてその前後にあれこれ思いを巡らせているうちに1日の大半が終わってしまった感アリ。正直言うと、他の多くの日本人と同じく(?)、私も今回の日本代表にはあまり期待していなかったのだが、16時のキックオフが近づくにつれて、言葉にしがたい緊張感のようなものが襲ってくる。ドイツがたとえ決勝戦に進んでもこんな気分にはまずならないだろう。改めて、母国の代表が本大会に出場してくれて本当によかったと思った。

●ワールドカップの初戦はやはり特別だ。選手がピッチに登場する時、日本が出場した過去の大会の初戦をふと思い出した。ナカタの登場とともにサッカーに興味を持つようになり、迎えた98年フランス大会のアルゼンチン戦は、運悪くコンビニの夜勤が入ってしまい生中継では見られなかった(早朝のスポーツ新聞の数がものすごかったのはよく覚えている)。02年のベルギー戦は、ドイツ人の友人の家で見て、鈴木のゴールには我を忘れるほど興奮したが、勝利の美酒は次のロシア戦まで待たなければならなかった。06年のオーストラリア戦は、仕事の関係で現場に居合わせ、後半の20分ぐらいは観客席で見ることもできたのだが、スタジアムを出た直後に悪夢が待ち受けていた。あの日のうだるような暑さと徒労感は忘れることができない。

●初出場のフランス大会から12年。本田の得点で、1点リードのまま迎えたロスタイムの4分間は、本当に緊張した。日本の勝利が決定し、監督や控え選手がピッチに駆け寄る瞬間、何かこみ上げてくるものさえあった。ナカタの引退後、日本代表の試合を熱心に見ていたとはいいがたいし、(すいません)初めて映像で見た選手もいたぐらいだったのだが、このうれしさは何なのだろう。

●試合後、ARDでの生中継は、大御所ギュンター・ネッツァーの解説(日本を褒めるというよりは、カメルーンの出来がひどかったという話が中心)もそこそこに、すぐに昨日のドイツ戦に話題が切り替えられた。かなり興ざめしたが、WMアウェー初勝利どころか優勝3回のドイツにとっては特に意味を持つ試合ではないし、実際、こちらのサッカーファンにとってはただの凡戦でしかなかったかもしれない。まあ文句を言ってもしょうがない、か。

●やはりここは、日本の皆さんと喜びを分かち合いたい。初戦をものにしたことで、残り2試合も最後まで緊張感を持って楽しめそうだ。選手・スタッフの皆さん、本当にお疲れさま。今日はビールがうまい。

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by berlinHbf | 2010-06-14 23:24 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(13)

WM2010開幕

クロイツベルクのLausitzer Platzにて(6月12日)

いよいよワールドカップ南アフリカ大会が始まりましたね。アフリカ大陸初のWMということで、2002年や2006年とはまたひと味違うワクワク感でいっぱいです。

今日、久々にクロイツベルクのシュレージッシェス・トーア周辺を歩いたら、ほとんどあらゆるカフェやレストランにテレビが置かれていて、前回大会の記憶がよみがえってきました。ただ、2008年ユーロ、2006年+2002年WMに比べて、街を覆う熱気がいま一つなのは、トルコが出場していないから、でしょう。元クロイツベルク住人としては本当に残念。あの時は、トルコとドイツ両方の国旗を掲げた車や商店、民家を至る場所で見かけたものですが、今日歩き回った中では結局1軒しか見ませんでした(その代わり、多くのトルコ人経営の店の入り口に、ドイツ国旗が飾ってあったのは微笑ましかったですが)。ドイツの初戦(対オーストラリア)はいよいよ明日20時半から。注目です!

気になるベルリンのパブリックビューイングの場所ですが、(ドイツ語ですが)以下のサイトが参考になると思います。
Public Viewing in Berlin - Berlin.de
Public Viewing: Die besten WM-Adressen in Berlin

ベルリンのパブリックビューイングの代名詞ともいえる「6月17日通り」のFanmeileは、ドイツの予選最終戦(対ガーナ)が行われる6月23日オープンとのこと(そこから決勝戦まで全ての試合が中継)。なんでも、今回いくつかの試合は3Dの技術を使って中継されるそうで、より臨場感のある観戦が可能になるそうです。もちろん入場無料で、キャパは50万人ぐらいまで。こちらも楽しみですね。

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by berlinHbf | 2010-06-12 23:48 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(0)

がんばれ、寺田周平!

秋に日本に帰った折、私にとっては極めて珍しいことだが、現役Jリーガーに会う機会が一度あった。川崎フロンターレのDF寺田周平選手。実は、寺田さんと私とは、県立横須賀高校時代の同級生になる(といっても、クラスは別。この学校では3年間組替えがないこともあり、当時話した記憶は残念ながらない)。今年母校が創立100周年を迎えるにあたって、地元のタウン誌「はまかぜ新聞」が特集を組み、横須賀高校出身の著名人にインタビューを行うことになった。ライターをしている私の母が寺田さんに会いに行くことになり、それに付いて行ったというわけなのだった。

セミがまだ鳴く9月のある日、川崎の山奥(失礼!)にあるフロンターレのクラブハウスを訪れ、待たされた部屋に午前の練習を終えたばかりの寺田さんが現れた。びっくりするくらい長身の、でも物静かなとても感じのいい方だった。99年から川崎フロンターレ一筋の寺田さんは、33歳のベテランとなった今もチームの主力選手として活躍している。

今年4月、寺田さんは32歳にして初の日本代表に選ばれた。現在所属チームはリーグ戦で上位につけており、「僕の現役生活はもうそれほど長くない。今季はどうしてもタイトルがほしい」と静かに語っていた姿が印象に残っている。

当たり前だが、日本代表に選ばれるというのはすごいことだ。「(周りは)錚々たる顔ぶれでしたよ」と半分ため息混じりに語る彼の様子を見て、私は“怪我で苦しむことの多かった彼が、一度だけでも代表でプレーできたのは本当によかった”と心から思った。ところが、先日のシリア戦に寺田さんは再度招集され、明日19日のW杯アジア最終予選 カタール戦のメンバーにも残った。新聞などを読むと、負傷したDFの大黒柱中沢選手の代役という立場のようだが、そのことは今どうでもよい。W杯予選という胃がキリキリするような大一番で彼が一体どういうプレーをするのか、何だか私まで武者震いするような気分でいる。

誇るべき同級生、寺田周平選手にご注目ください!

関連記事:
32歳寺田男泣き「こういう時が来るとは」(日刊スポーツ)
寺田つかむ!最年長W杯予選デビュー(スポーツ報知)

この記事は、「はまかぜ新聞」のサイト(5ページ目)でご覧いただけます。

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by berlinHbf | 2008-11-18 22:20 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(2)

ユーロ2008 フィナーレ!そして大会を振り返って

昨日の決勝戦、FanmeileのPVで観ようとまずは足を運んでみたのですが、ブランデンブルク門、中央駅前などいずれの入り口もすでに封鎖されていました(試合までまだ2時間近くあるというのに!後から知ったところによると、6月17日通りのPVには何と60万もの人が集まったそう)。

Fanmeileはきっぱり諦めて、第2候補に考えていた東駅近くのラディアルシステムに行ってみました。先日ご紹介したコンサートの折、ここでもPVがあると聞いていたからです。

ここに来て正解でした。ラディアルシステムのDeckeと呼ばれる半野外のスペースは、シュプレー川からの風が吹いてきて気持ちよく、過激なファンがいないので、試合そのものも楽しめそうな雰囲気。何よりメシがうまかった。左のクスクスを中心とした盛り合わせは4ユーロと割安。フランス風のグリル(右)も楽しめて、Becksを飲みながらいい気分でフィナーレのときを迎えました。

試合を支配したのはスペイン。それはしょうがないにしても、この日のドイツには、ポルトガル戦で見せたダイナミックな攻めが影を潜め、彼らが大舞台でこそ発揮してきた精神的な強さも感じられません。バラックを始め、どの選手もどことなく疲れているように見えました。

印象的なプレーを1つ挙げるなら、58分頃、ドイツがサイドから崩して、最後バラックがシュートしたシーン。それまで比較的おとなしく観ていた周囲の人たちが、あのプレーを機に息を吹き返したように熱くなりました。しかし、それも10分ぐらいだったか。以降ドイツがフィニッシュまで持ち込むシーンはほぼ皆無で、諦めムードが漂う中試合終了。まあ、スペインの優勝は、こちらのメディアが「勝利に値する」という意味でよく使う、"hochverdient"そのものだったと思います。

決勝戦にしては、やや盛り上がりに欠けたような気がするけれど、それでもユーロ2008は私の中では文句なしに5つ星の大会だ。正直、2006年のワールドカップ以降、サッカーをほとんど観なくなってから、自分が再びサッカーに熱狂できるとはあまり思っていなかった。今回は日本が出ているわけでもないのに、ヨーロッパ在住の1人として自分も参加したなあという感が強く残る。それは何より、サッカーそのものが面白かったからだ。凡戦が極めて少なく、サッカーの醍醐味を体感させてくれる痛快な試合が多かった。中でも、(「予選リーグのヨーロッパチャンピョン」で終わってしまったが)オランダ、ロシア、そして何と言ってもトルコが魅せた。クロアチア戦での同点ゴールとか、いまでも忘れられない数々のシーンが頭に過ぎる。「クロイツベルクの夏のメルヘン」、かな。

現在の欧州では国境という概念がどんどん薄れ、人の行き来もこれほど盛んになっているのに、サッカーのユーロでは国という古典的な単位で動く。これほど国旗を目にする日々も他になかった。だが、街中でドイツの三色旗をいくら見かけても、恐いと感じる気持ちは私の中にもうほとんどない。周りを見渡しても、「ドイツ」だから、「トルコ」だからというので盛り上がるのではなく、サッカーやボールの動きそのものを楽しんでいる人がほとんどだったと思う。その証拠にと言うべきか、ドイツ対トルコ戦の試合後、街に険悪なムードが流れる気配は皆無だった。自分が所属するものに対する愛着を持ちつつも、相手に対するリスペクトを忘れない。それは、悪質なファウルなどが前大会に比べて少なかった、試合内容にも現れていたのではないだろうか。政治的に何かとゴタゴタ続きのアジアでも、こういう大会を迎えられる日が来て欲しいと願う(その意味で北京五輪には注目しているのだが・・・)。

サッカーのユーロはひとまず終わりだけど、政治共同体としてのユーロの実験はこれからも続く。次回のユーロ2012は、舞台を大幅に東に移してポーランドとウクライナの共催。これも実験のようなものかもしれない。

関連記事:
ワールドカップを制したのはイタリア!(2006-07-11)

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by berlinHbf | 2008-07-01 03:00 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(2)

ユーロ2008 今夜決勝戦!

ユーロ2008の決勝戦が、あと2時間半後に迫りました。ベルリンの天気は、ほぼ快晴。怪我の状態が心配されたミヒャエル・バラックは出場可能だと、先ほどからテレビのニュースでさかんに伝えられています。

準決勝のドイツ対トルコ戦、急遽設置された6月17日通りのFanmeileには、何と50万人もの人が終結したそうです。試合開始1時間前にはもう一杯で入れなかったとか。当初私はそこには行かないつもりでしたが、天気もよくなってきたので、今どうしようか迷っているところです。

考えてみたら、私がベルリンに来てから大舞台でのドイツサッカーは、低迷か(2002年W杯予選、2004年ユーロなど)、いいところまでいきながら最後に敗れる(2002年W杯本選、2006年W杯)のどちらかだったので、久々につかんだビックチャンス、今日は素直に(?)ドイツを応援しようかと思っています。バラックには初タイトルを勝ち取ってほしいですしね。どこで観るか様子を見ながら、そろそろ家を出ます。それでは!

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by berlinHbf | 2008-06-29 18:18 | サッカーWM2006他 | Trackback | Comments(4)

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