ベルリン-東と西が出会う場所。ドイツにありながらドイツではない町。歴史の影に彩られた栄光と悲運の世界都市。そんなベルリンの奥深い魅力をリアルタイムでお届けするブログです。Since 1. August 2005


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中村真人 (Masato)
神奈川県横須賀市生まれ。早稲田大学第一文学部を卒業後、2000年よりベルリン在住。ベルリンの映像制作会社勤務を経て、現在はフリーのライター、ジャーナリスト。


ベルリンガイドブック
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本書は2009年10月発行「素顔のベルリン」の増補改訂版です。2013年に改めて新規取材を行い、データを更新。レストランやショッピング、コラムなどのページも増量し、より充実したガイドブックに生まれ変わりました。

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ダイヤモンド社
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現在のトップ画像は、ベルリン在住のイラストレーター、高田美穂子さんによるオリジナル作品です(詳しくはこちらより)

ベルリン更新情報
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2005/2006シーズン、私的ベストコンサート他

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Konzerthaus Berlin(5月17日)

ワールドカップが終わり、ようやく町に少し落ち着きが戻って来ました。ベルリン関連で書きたいテーマもたまっているのですが、コンサートシーズンがほぼ終わったということで、今シーズン私が足を運んだ中から特に印象に残った公演をいくつか挙げてみたいと思います。

●ラトル指揮ベルリン・フィル
ヤナーチェク:オペラ「イェヌーファ」演奏会形式(9月)
シーズンの頭からいきなりすごいものを聴いた。涙なくしては聴けない感動の舞台。指揮、オケ、歌手陣いずれも完璧といっていいほどの出来で、その三者が紡ぎ出すドラマは迫真に満ちていた。ラトルはヤナーチェクの音楽に特別な思い入れを持つだけに、今後もベルリン・フィルと他のオペラ作品を上演してもらいたいと切に望むばかり。

●ベルリン古楽アカデミー
オール・テレマンプログラム(9月)
古楽系のコンサートで一つ挙げるとしたらこれか。詳しくはこちらをどうぞ。古楽系では他に、イギリスの古楽オケをラトルが振ったハイドンの「オックスフォード」は彼の面目躍如たるものだったし、ジョヴァンニ・アントニーニが指揮をしつつ自らリコーダーも吹いたベルリン・フィルとのクリスマス・コンサートには心躍るものがあった。

●アーノンクール指揮ベルリン・フィル
シューベルト:交響曲5番&8番「グレイト」(3月)
「グレイト」があまりにすごすぎて、終演後しばらく言葉が出なかった。とても70歳を越えた老人とは思えぬアーノンクール爺の気迫、そして細部への徹底的なこだわりようにはただただ圧倒されるのみ。しかし、4楽章最後の一音がデクレッシェンドで消え入るように終わったのは今でも謎。ベルリン・フィルのコンサートでは他に、地味な組み合わせながらマッケラスとビエロフラーヴェク指揮の公演がすばらしかった。

●ギーレン指揮ルクセンブルク・フィル、Europa Chor Akademie
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(11月)
第9の同時期に、ベートーヴェンはもう一つこんな偉大な作品を残してくれていたのだと感謝したい気持ちになった。詳しくはこちらを。

●シュターツ・オーパー
モーツァルト:歌劇「魔笛」(12月)
メルヘンたっぷりのオーソドックスな舞台で、この歌劇場のドル箱とも言えるプロダクション。毎シーズン必ず上演するし(もう100回以上はやっているはず)、私もすでに2回観ている。CDを含めるともう耳からたこができるほど聴いているのに、今回は1階最前列で観るという幸運にたまたま恵まれ、感動もひとしおだった。それにしてもモーツァルトは何という音楽を書いたことだろう。特に2幕に入ってからは、奇跡のように美しいナンバーが息つく暇もないままに続く。歌手陣も粒がそろっていた。モーツァルトでは他に、バレンボイムがベルリン・フィルを弾き振りしたピアノ協奏曲22番(4月)が忘れ難い。

●コミッシェ・オーパー
R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」(指揮:ペトレンコ、演出:ホモキ)
詳しくはこちらをご参照。このプロダクションは好評につき、来シーズン2回の追加公演が決まったらしい。来シーズン末でこの劇場を去るキリル・ペトレンコは、ヴァイルの「マハゴニー」、レハールの「ほほえみの国」の2つのプレミエ作品を振る予定。そういえば、ベルリンにあるもうひとつの歌劇場、ドイチェ・オーパーに足を運ぶ機会が最近減った。プログラムを見ても財政難を感じさせられることが多く(他の劇場も共通の問題だが)、今後が少し心配だ。

●シーズンを通して、バレエやダンスといった舞踏の世界に心惹かれるようになった(もっぱら見るばかりだが)。国立バレエ団の「オネーギン」や「チャイコフスキー(マラーホフ主演)」はバレエが好きになるきっかけになったし、シャウビューネでのサシャ・ヴァルツの舞台には毎回本当に圧倒された。今シーズンは"Gezeiten", "Körper", "Impromptus"の3作品を観たが、甘美なまでに美しい世界の"Impromptus"が個人的には一番のお気に入り。

●クラシック以外で聴いたものから一つ挙げるとしたら、ワールドカップ3位決定戦の観戦後に聴いた、Haus der kulturen der WeltでのElba Ramalhoのコンサート。何も知らず人に連れられて行ったコンサートだが、サッカー観戦の疲れも吹っ飛ぶ、心沸き立つ楽しさを味わった。Elba Ramalhoはブラジルの有名な歌手らしい。今大会ブラジルは結局振るわなかったけれど、こんなに楽しくて力強い音楽のある国なのだから、彼らのサッカーもきっとまたそのように復活するに違いない。

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by berlinHbf | 2006-07-12 23:01 | ベルリン音楽日記 | Comments(8)
Commented by 焼きそうせいじ at 2006-07-13 13:02 x
ベルリンの音楽シーンの絢爛豪華ぶりが伝わってくるレビューです。私もラトルの「イェヌーファ」はこれまでのこの曲の演奏とは次元が違うようなものだと感じましたが、どうやら録音をしなかったらしく、なんとも残念。ドイチェ・オパーは仰るとおり財政難をもろに反映(他の二つはそれを感じさせないのに)したような現状で、ちょっと気になりますね。
Commented by berlinHbf at 2006-07-15 11:38
>焼きそうせいじさん
ラトルは来シーズン、「シンフォニエッタ」を取り上げますね。こちらも聴いてみたいものです。ドイチェ・オーパーは今改装中ですね。シュターツ・オーパーも建物の老朽化が以前から問題になっているのですが、やはりネックはお金。最近ようやく改修に向けての話が動き出しているものの、どこも予算的には大変のようです。ベルリンではそれでも、毎シーズンこれだけの量と質が維持されていることが驚きですが。
Commented by Auty at 2006-07-17 21:16 x
うーん、うらやましい! 天国のような豪華なコンサートの数々。。
それにしても、この建物の前の音符がかわいいです♪
Commented by berlinHbf at 2006-07-19 07:00
>Autyさん
コンツェルトハウスの前の音符は、以前ご紹介した中央駅前の巨大な靴と並んで、Land der Ideenというプロジェクトの一環なんです。

>天国のような豪華なコンサートの数々。。
ベルリンはその意味では本当に天国ですね。気軽に足を運べる雰囲気があるのがまたいいです。
Commented by 隊長 at 2006-08-12 18:24 x
はじめまして!
ギーレン指揮ルクセンブルク・フィルのコンサートは、ギーレンがどうしても生で聴いてみたくて、日本から聴きに行きました。ベルリンまで聴きに行って、ホントに良かった、と思っています。
Commented by berlinHbf at 2006-08-12 21:22
>隊長さん
はじめまして!ブログ拝見しました。このコンサートのために日本からわざわざいらっしゃったとは!でも本当によかったですよね。早速メルマガに登録したのでよろしくお願いします(笑)。私もシベリウス大好きです。
Commented by 隊長 at 2006-08-13 20:15 x
ありがとうございます!なんか、すみません、ご登録していただいちゃって…(汗)今まで旅行に行った中で、1番好きな場所がベルリンです。berlinHbfさん、住んでてイイな~と思いながら、ブログを読ませていただいてます。また、チャンスがあれば、ベルリンにコンサートを聴きに行こう!!と、企んでおります♪
Commented by berlinHbf at 2006-08-14 05:12
>隊長さん
関連記事をTBさせていただきました。この時のギーレンのCD、私もとてもほしいのですが、やはり高いのでなかなか手が出ません。こちらの感覚だと、下手するとコンサートが3回聴けてしまう値段ですからね。またベルリンに遊びに来てくださいね。メルマガ楽しみにしています。

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